- 名前
- ポマポマ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 39歳
- 住所
- 大阪
- 自己紹介
- はじめましてこんにちは。 ポマポマといいます。 絵を書くのが好きで漫画など書いてます...
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人を嫌いになる方法
2012年11月11日 01:10
芥川龍之介が宇治拾遺の話を翻訳した作品で"好色"というのがある。
話の筋は平安時代に貴族のプレイボーイがある侍従を好きになるのだが
その侍従がなかなか落とせない。このままでは恋に焦がれて身を滅ぼすと
悟った男は侍従の排泄物を見ることでこの女を嫌いなろうとする。
平安時代はトイレがないので、重箱のようなものを着物の下に置いてその中に
用を足す。使用人がそれを何もなかったかのように始末する。
その箱を使用人の子供から奪い取って
中をみるとなんとなんとそれは作り物のうんこで
男がさらに身を焦がしてしまうという話がある。
私は同じようなことをたまにする。
綺麗に着飾って、美辞麗句の綺麗事で本質を塗り固めた
価値観を押し付けられた時に必ず汚い部分が見たくなる。
救いようのない話の映画や
戦争で無碍に殺された兵士の遺体の写真や
人の解剖の動画なんかを見る。
人の解剖の動画などを見ていると
私が普段見ている解剖図のイメージと全く違って
人の体にどす黒い臓器がぎゅうぎゅうに詰まっているのだ。
それが若い女性であったとしても、やっぱり鮮やかな赤色やピンクではないのだ。
まあ、死体なんだから血色が悪いのは当たり前なんだけれども。
でも、それを見てなんだか安心している自分もいるのだった。
あーよかった人間ってやっぱり汚い生き物なんだと
みんなうんこして、死んだら腐るんだな
AKBもホームレスもみんなそうなんだと。
そして人をまた嫌いになっていく。
最初からみんな仲良し、人間大好き、という人には
卑屈だといわれるかもしれないが
人間も生き物である以上、自然の摂理からは逃げられないのだ。
だから、人間が汚ければ汚くあるほど私はそういうもんだと自分で納得できる。
悪いことする人間を見ていると安心するのだ。
その反面、私の期待を裏切る人間がでてくると
とてもわくわくしてくるのである。
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