ゴジラを殺すな

今日は家に帰る途中でドラッグストアで
イソフラボンのサプリを買った。
女性ホルモンが生理だけじゃなく思考や抜け毛にも
効果があると聞いたからである。

本当にどうでもいいけど店内をうろうろしながら
クローバーフィールドという映画を思い出して
ゴジラが街を破壊することで喜ぶ人はいるのだろうかと
疑問に思い出した。

きゃーきゃー泣きわめいて逃げる人間の中に
絶対に街が破壊されて気持ちがいいと思っている人間が
いるはずだろうと思ったのだった。
そしてそう思う人間はどういう人間たちだろうかと
まあ、たぶん弛緩した社会に飽き飽きしている人が
そう思うんだろうなと思ったのだった。

ファイトクラブであったように
物質的に恵まれた生活に浸ってしまうと
それが空虚に感じて生きる意味を見いだせなくなってくる。
それを瓦解するのが破壊なのだろう。ファイトクラブもゴジラの突撃も
そういう側面があるような気がしたのだった。

だとするとゴジラという存在は私達が心の中に持っている
鬱屈された欲望なのだろう。この怪獣が街で暴れまくり
人を傷つけまくるのが見ていて面白いのは自分の心の中に
破壊願望があるからに他ならない。
とすると、このゴジラ＝破壊願望を完全に殺すことはできないのではないのだろうか？
とするとどうするのか
怒りを鎮めるのは理性しかない。
ゴジラと戦う人間たち＝理性という構造が頭に浮かぶ。
ゴジラを止めるのはモスラという慈愛かもしれないし
ゴジラにそっくりでも全く違う代替の存在のメカゴジラかもしれないし。

とまあ、怪獣を中心にストーリーを考えていると
こういう考察になりました。