- 名前
- ぱすかる
- 性別
- ♂
- 年齢
- 73歳
- 住所
- 福島
- 自己紹介
- 中身は40代。 気が弱く臆病だが、ココロは獰猛。
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人妻
2012年06月01日 16:08
平家物語に遠藤盛遠のハナシがある、
盛遠は20で年の頃30代のたぐいまれな美貌の持ち主の袈裟御前に惚れた。
ま、佐藤教清が美福待見聞院に惚れたハナシと一緒だな。
平太清盛とこの3人は大学が一緒で同窓だ。残念ながら清盛にはこの手の色めいた話はない。
うんで、盛遠だが、袈裟御前にいいよってなんとか口説き落とした、
盛遠のあまりの強引によって、承知するしかなかった。
袈裟御前はいう、
わたしは夫ある身、その夫を手にかけてもらえれば晴れて自由の身になれます、
なんとまあ、大胆なことを言う。
聞いた盛遠は、喜んで腕に覚えがあるから、指示された夫の寝所に忍び込んだ。
ときは、秋の中秋の名月、月明かりが眩しい。遠くで犬が遠吠えしている。
盛遠は静かに袈裟御前が指示した夫の寝所に忍び込んで、
一刀両断の元に、首を切り落とした。
寝所は真っ暗で、なにも見えなかったが夫の遺体が、
首と胴が、真っ二つに切断された。
転がり落ちた首をもって外に出た。
盛遠は月の光でらんらんと輝いている外の庭で、
打ち落とした首を月明かりに照らして、掲げてみた。
家政婦は見た、
ぎゃあぁぁ
なんと、月明かりに煌々と照らされていたのは、袈裟御前の首だった。
盛遠はわめき悶えながら、袈裟御前の屋敷を逃げるように、遁走した。
爾来、盛遠は都に姿はなかった。
諸国に遠藤が滝というのがある。ま、弘法大師の滝と同じように、水を探して飲料にする。
この全国にある遠藤が滝というのは、
我らが遠藤盛遠が出家して、修行の旅に出て水探したところだ。
佐藤教清も、坊主になって西行となった。
盛遠も出家して文覚上人になった。
一説によると、頼朝のブレーンにでもあったらしい。
男は恋に破れて、名を馳せる。
オレか、恋に破れて地に馳せる、ギャハハハ
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