心

むかし、達磨大師のところに遠くから
はるばる助けを求めて弟子がやってきた、

不安がなくせません、救ってください

じゃあ、不安とやらそこに出してみろ。

。。。。。。。。


むかし、わが日本に江戸時代というものがあった、中期に
白隠禅師に弟子に心はどこにあるのですか、

白隠禅師は答えた、おまえ、両手をたたえてみろ

弟子は両手で拍手した、

白隠は聞いた、音はどっちの手から出たんだ？

。。。。。。。。。


ロビンソンクルーソには心はない。あるのは気持ちだ。
うんで、フライデーを得て、初めて心を持った。

おまえは生まれて、今まで一人を経験したことがない、
心がないことはわからない、

しかし、一人が長くつつくようであれば、心は次第に薄れていく。
孤独死するときは、心はなくなっている。


心って
おまえの心にあるのでない、あるのは気持ちだ
しかし、隣に人がいることで
気持ちは心に変わる。

好き嫌いは関係ない、愛し愛されるは関係ない、
ヒトがいればいいだけだ。

そこに好きが発生すれば、愛が発生すれば、温度は上がるだろう、
そんなものなくとも、問題にもならない。

なぜなら、人間になるかならないかの問題だからだ。
心を持つものを人間という、
しかし、一人では心がない。

誰か、隣にヒトがほしい、

イヌでもイイ、
ネコでもイイ、

でも、やっぱ
ヒトがイイ、


愛し愛されるは関係ない、
愛されなくても
人間でいたい、

誰か、隣にいてほしい、
なにも喋らなくとも、

イヌでもイイ、
ネコでもイイ

人間でいたい、


孤独死は残酷だ、

人間の尊厳を奪う。


オレか、隣にはいつも魔女と悪女と鬼女がいる、

心があるかって？
う～ん、
心もとないがな

ギャハハハ