- 名前
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- 年齢
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- 福島
- 自己紹介
- 中身は40代。 気が弱く臆病だが、ココロは獰猛。
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アメリカ帝国
2012年06月02日 12:21
ローマ帝国が凋落したようにアメリカ帝国は凋落しつつある。
問題は、アメリカ帝国が凋落したからと言って、アメリカそのものはなんら変わらないことだ。
変わるのはアメリカ帝国内の属州だ。
ローマ帝国が凋落したときもローマ国内はなんら変わらない。
アメリカ帝国の属州?
イギリス、カナダ、オーストラリア、日本、韓国、台湾、フィリッピン、シンガポール、インドネシア、
この中で一番変わらざるを得ないのがアジアの属州国だ。
この中で一番ぬきんでて他を圧倒する存在は、日本だ。
うんだから、アメリカ帝国が凋落すれば、一番、被害を受けるのが日本だ。
アメリカ帝国の凋落は、イラン、イラク、アフガン、中東政策の失敗で表れている。
ドルは信用を失いつつある。中東では密かに元が台頭している。
アジアではもう中国の存在が他を圧倒している。
ヨーロッパではEUが金融危機で危機に瀕している。
アメリカ一国ではもうどうしようもないところまで追い込まれている。
BRICSの協力がなければ立ちゆかなくなっている。
つまり、近代という地平で、イギリスが先鞭をつけた英米連合、
すなわち、アメリカ帝国に変身して世界を支配してきた政治構造は、
どうにも立ちゆかなくなってしまっている。
その表れにヨーロッパ金融恐慌が勃発しようとしている。
中国、ロシア、ブラジル、インドこういう今までは、
近代の歴史で周辺国であったモノが、今、主役級に立場を変えている。
アメリカ帝国が崩壊すれば、属州が解体される。
ソ連が1991年に解体されて、属州、つまり、連邦国は、独立国になった。
それと同じコトが、今、アメリカ帝国で起ころうとしている。
ヨーロッパ金融恐慌、
それに端を発したイスラエルイラン戦争、
うんで、大国の軍備増強、中国、ロシア、インド、先進国の各国と。
そういう危険な政治状況がアメリカ帝国の凋落とともに初まっている。
一番影響を受けるのは、わが日本だ。
アメリカがアジアから軍隊を引いたら、第二次世界大戦以来の力学バランスが根本的に変わる。
戦後体制は根本的に崩壊する。
であるから、必死で霞ヶ関はカネを出してアメリカ軍をアジアに引き留めようとするだろう。
アジアのアメリカ軍は日本の国家予算で支えられている。
こんなモノそんなに長く続くことはない。
思い違いしていることは、
アメリカは自国民を犠牲にして、日本を助けることはない、と言うことだ。
しかし、日本は日本国民を犠牲にして、アメリカ軍を支えようとしている。
であれば、日本は手もなく中国に呑み込まれてしまう。
中国経済圏になってしまう。
円でなく元が通貨になる。
これはヨーロッパ金融危機が勃発すると、必ず起こる歴史的な出来事だ。
もっと言うと、日本人が戦後蓄えた富は、根こそぎ、アメリカや中国に持って行かれる可能性がある。
ヨーロッパ金融恐慌が勃発すれば、
世界の歴史、世界史が変わる。
大恐慌が起こって世界史が変わったと同じように。
少なくとも、この出来事は、中国にとってはいいことかもしれないが、
日本にとって何一ついいことはない。
街中至るところに失業者が大量にパンを求めている。
日本人の半分以上が、生活保護になる。
なぜなら、予算の大半がアメリカ軍を支えるからだ。
日本が先の戦争をやったときは、国家予算の8割を戦費に使ったのだ。
日本人の4割以上が、低所得者層になる。
日本人は役人とブランド企業だけが人間らしい生活になる。
9割の日本人はセックスも満足できない貧困に追いやられる。遊ぶカネがないからだ。
昔、日本人に中流階級というモノが存在したらしい。
小泉構造改革とやらでガタガタに揺すられてしまった。
出てきたのはフリータ。派遣社員。
ヨーロッパ金融恐慌は勃発しない方が良いが、
6月24日のギリシアの国民投票が、その行方を決める。
次に発生するのはスペインか?
南無阿弥陀仏、
あとは、念仏でも唱えるほかあるまい。ジャン。
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