最近の自動販売機

最近の飲料自動販売機の話です。
昔の、というか、普通の自販機だと、商品のサンプル（本物の場合も入れ物だけのダミーだけのこともありますが）と値段が書いてある、というものです。
ですが、最近のは、写真にあるように（って、画面が明るすぎてそれ以外が真っ黒です＞＿＜)前面が大きなタッチディスプレイになっていて、商品サンプルも価格もボタンも全部バーチャルというか画面にあらわれている、ものがあります。
これだと、新製品でも簡単ですし、商品数を減らすのも増やすものその気になれば簡単にできて便利そうです。

で、話は変わりますが、昔なつかしドッキリカメラというので、ラーメン屋のドッキリというのがありました。
それは、ラーメン屋のメニューが壁に短冊みたいに並んでいるお店で、ラーメン　五〇〇円とか縦書きにしてあります。
食券ではなく後払い方式のお店で、お客が注文した物を食べている時に、その短冊が裏返って値段のゼロが１つ増える、500円が5000円になる、というものです。
で、お客が支払いをする時に「5000円」といわれてびっくりする、というものです。

さて、本題に戻りまして、この最近の自販機を見たとき思ったのは、「おお、すげー」と思いましたが、買い物した後にこんな変なことを考えました：

「私がこれほしい、と買った瞬間に画面が変わって、ほしいものと違うものがでてきたらどうしよう」

便利、ということは、悪意がある人に使われるとまずいことになるんじゃないかな、と思ったりするひねくれものです。
それはともかく、例えばコーラがほしかったのにスプライトが出てきても、今押したばかりのボタンのところのサンプルがスプライトになっていれば証拠が隠滅されていてどうしようもありません。
わたしなんかだとそんなに違ったものでなければ「あれ？ボタンを押し間違えたかしら？」ですましてしまうかもしれません。

もっとあくどいことをやろうと思ったら、お釣りが必要な金額を入れたとたん、定価がアップ、なんてのもあります。
例えば、500mlペットボトルがセールで120円、となっている時、200円入れてボタンを押したとたん、価格が150円とかに変更されたりして「？あれ、120円だった気がしたけど錯覚だった？？」とかなってしまいます。
複数で監視してれば変わったことに気づくでしょうが、一人だったら「おかしいな」くらいですませてしまいそうです。

そうはいっても、そんな「事件」が続けば、今の時代、SNSであっという間に広まって「あの自販機はおかしいから気をつけろ」となるでしょうから、それがお得かどうかはわかりません。
信用をなくすだけ損でしょう。

ただ、いろいろ応用すれば、次にでてくるドリンクの写真を撮ってそれを表示するような機械にすれば、商品を詰めるのは適当でよくなるんじゃないかな、なんてものぐさで怠け者の私は思ったりするのでした。

世の中、いろんな機械がでてくるものですね。