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いい話…もてなしの心の原点
2012年04月10日 14:12
小山薫堂氏の心に響く言葉より
最近、海外の空港では、セキュリティチェックで靴を脱がせるところが多い。
自分は潔癖症ではないのだが、アレがどうも気になる。
だって、トイレから出た直後の人もいたりするのですよ。
その靴をトレーに載せ、裸足でセキュリティーチェックを受ける。
次の人は雑菌だらけのトレーにカバンを載せることになるし、靴下についた雑菌を持ち帰る人もいるだろう。
しかし、成田空港は違う。
きちんとスリッパが用意され、靴用のトレーも準備されていた。
自分が不快に思うことを、他人に味わってほしくない…
ここに、日本人の「もてなしの心」の原点がある。
日本人のDNAに刻みこまれている「もてなす」という能力は本当に高いと思う。
以前、修善寺の有名な旅館で体験した話。
長い時間書きものをするために、デスクを用意してほしいと頼んだことがある。
すると仲居さんは嫌な顔ひとつ見せず、畳の上に小さな絨毯を敷き、椅子とデスクをセットしてくれた。
感動したのはその先である。
僕がPCを使うことを見越して延長コードと電気スタンド、さらには広辞苑まで用意してくれたのだ。
リクエストにただ応えるのではなく、どこまで先を推測できるかが、もてなしの質につながってくる。
日本人は「もてなす」という才能に間違いなく秀でている。
これがこの国の立派な資源であることを、僕たちはもっと自覚すべきかもしれない。
『DIME 2012№07』(幸せの哲学)小学館
もてなしの心の原点は人が不快に思うだろうことを先回りして解決すること。
「もてなし」とは相手の立場になり切って考えることができる能力のこと。
だから、何か1つ言われたことでも、相手の立場に立って三つも四つも先回りして考えておく。
それも「これをやっておきました」等と主張することなく、あくまでもさりげなく、ひっそりとやるからその「もてなし」が光る。
日本人のDNAに刻み込まれた「もてなしの心」。
この素敵資質を大事にして更にもっと磨いていきたいね♪
このデジログへのコメント
本日もすばらしい言葉頂きました。「もてなし」の「心」を忘れないようします。
サービス業歴30年歴でしたが、恥ずかしい。おもてなしのまえの、オモテナサより先に進めずにリストラ!
さあさん:格別なんですね!はまるかな?
ヒマ人さん:あら私もそのうちあるかも
一粒万倍さん:私も頑張らなきゃなかなかそこまでに至れずです
日本人の持っている人を気遣う精神は本当に長けていますよね
私もなかなか出来ないけど大切にしたいと思う
んだもしたんさん:私も頑張ります!つい忘れがちだけど
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