今、地方について思う事

東京生まれの僕は、小さい頃田舎の有る友達が羨ましかったものです。

緑に囲まれ、自家製のお米や野菜をお腹一杯食べる事が出来、夏休みに田舎に行くとじいちゃん、ばぁちゃんに可愛がられるんだと云う話を良く聞かされました。

近代化された現代社会は確かに便利です、でも都会と呼ばれる地域も昔は田舎だった筈です。
人間社会が進化しても自然を忘れてはいけないと思います。特に四季の有る日本は世界の唯一の国です。

3.11の大震災は自然のメカニズムを軽視している我々、人類に対しての警鐘と思っています。
そして、今がもう一度改革する絶好の機会だと思います。

心配なことは夏休みに田舎に行くことを楽しみにする子供がどの位いるのかと云う事です。
若者のふるさと離れは過疎化に繋がる…残念なことです。

都会の街に並木道や公園はあります、でもそれは自然の景色では無いのです。
シンガポールのように自然の隙間に街を作る、そんな発想が必要なのではないでしょうか…
シンガポールは小さい国だから出来るのでしょう、ならば日本の県、群、村なら出来る筈です。

利便性と自然環境の融和は日本人の優れた知恵と技術を持ってすれば工夫できます。

お年寄りの知恵は学校では学べない体験に基づく優れたものです。
教えて貰いましょう、おじいちゃんも頼りにされたら励みが出て、いつまでも元気でいられるでしょう。

田舎は良いものです。