- 名前
- ユリ
- 性別
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- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「わが母の記」レビュー☆
2012年02月07日 00:00
役所広司主演他。第35回モントリオール世界映画祭審査員特別グランプリ受賞―日本の家族の愛に、世界が泣いた!昭和39年。小説家の伊上洪作(役所広司)は、幼少期に兄弟の中でひとりだけ両親と離れて育てられたことから、母に捨てられたという想いを抱きながら生きてきた。父が亡くなり、残された母の暮らしが問題となり、長男である伊上は、妻と琴子(宮崎あおい)ら3人の娘たちに支えられ、ずっと距離をおいてきた母・八重(樹木希林)と向き合うことになる。老いて次第に失われてゆく母の記憶。その中で唯一消されることのなかった、真実。初めて母の口からこぼれ落ちる、伝えられなかった想いが、50年の時を超え、母と子とつないでゆく―。
8/10点!!冒頭の、役所さん、南果歩さん、キムラ緑子さんの兄弟のやりとりが、ベテラン俳優陣の自然過ぎる演技で、一気に引き込まれました(*^_^*)写真には、家族の美しい思い出しか残りません。しかし、実際には、洪作と八重の心のすれ違いがあり、家族ゆえの複雑な感情のもつれがあり、それでも、その果てにあるのは、シンプルな家族の愛で、それを原田監督が、堅実・丁寧に描いています。沢山の年月を重ねて、紆余曲折を経て、やっと、八重が、洪作への想いを静かに語るシーンは涙なしでは観れません(;_;)伊上一家のような三世代家族皆で、年長者を看取るような経験は、近年ではあまり身近ではないため、手にとるように共感、理解するというのは、私には理解るようで理解らないというか、まだ難しかったです。あと、20年後くらいに、また観たら、また違った見方が出来るのだろうなぁと思いました。強いて言うなら、自分の祖母の事を考えながら、観ていました。色々な衝突や、困った事などがあっても、きっと最後に残るのは、愛なのだろうなと思いました。監督の描き方もそうですが、俳優さんたちも、皆さん、とても丁寧に演じているのが伝わってきて、とにかくナチュラルな、スッーと心に溶け込んでくる映画に仕上がっています。2012年公開。
このデジログへのコメント
樹木希林さんの演技がきになります。
凄いキャストですね。
みてみたいです。
> Hidekirinさん
いきなり、三國さんが出てきたりもしますw 樹木さん、今回も余裕でアカデミーかっさらう勢いです。若手が育たないので、そろそろ殿堂入りしていただきたいですw
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