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【落差が魅力“女王”中島みゆきのコンサート 】

2011年02月18日 19:22

中島みゆき
面白MCと神がかった
情念の歌の落差が魅力
(夕刊フジ)

★47歳・芸能デスク中本ライブなう!

 仕事でライブを見る。うらやましがられる。確かに楽しい寝る時間を削ってでも、1本でも多く接したい。数だけは見ている。当コラムでは、客席から見た“重箱の隅”をお届けしたい。

 失恋ソングの女王中島みゆきが昨年11月から今年1月にかけて、東京国際フォーラムホールAを8回も満員にした。芝居仕立ての“夜会”とは別のコンサート形式のツアーだった。

 「こんばんわ~」

 のっけから、素っ頓狂な声のMCで沸かせる。

 「初めての方は、驚かれたと思いますが、私のコンサートジェットコースターみたいなものですから振り落とされないでね」と注意を促す

 男でいえばさだまさし松山千春やしきたかじんあたりと同様に、みゆきも面白MCと、神がかった情念の歌の落差が魅力だ。

 歌の合間。ファンから事前に募った「お便りコーナー」があった。みゆきがDJ風に読み上げる。「オールナイトニッポン」時代の構成作家で、現在はプロダクション社長を務める人物が、“お便り選び”のために帯同していた。

 肝心の歌唱は、実にのびのび。最新アルバム『真夜中の動物園』から披露する歌詞は、ツアー前半では間違えることもあるが、徐々に完成されていく。「何度も足を運びたくなる」と熱烈なファンの女性(37)が教えてくれた。

 みゆきの歌はジャンルに“仕分け”できない。フォークハードロックシャンソンボサノバ、そして演歌とさまざまな顔を見せる。真骨頂はエンディングのMC。

 「今日はお会いできてうれしゅうございました。みなさんも私もナマモノです。0歳の子も100歳の方も明日どうなっているかわかりません。だから今日お会いできてうれしゅうございました。今日を精一杯生きているみなさんに拍手

 パチン、パチン…。5000人の観衆に、みゆきの手の響きが吸い込まれると同時に、おわっ! 「時代」のイントロだ。その歌声に震えがきた。

 こうして、リピーターが増えるのだ。

中本裕己 夕刊フジ芸能デスク。昨年の“目劇”数はコンサート110本、映画33本、落語会12本、舞台11本。まだまだ修業が足りない。


【笹パンダコメント

 最近は、中島さんもフジフィルムCMに出演されて、天然キャラ炸裂で面白い方なんだなと認識した笹パンダでした。

 ・・・が、ひとたび歌い始めると一転して、力強い伸びのある歌声で人々を魅了します。

 このギャップにファンの方は、やられるんでしょうね。

 ご本人が表現された「ジェットコースター」とは、まさにこのことです。

 笹パンダは、まだライブコンサートは、3回ほどしか行ったことがありませんが、あの熱気や興奮は、参加した者じゃないと分かりません。未体験の方は、ぜひお気に入りアーティストコンサートへGO♪

 ・・・あっ、座席があってもコンサートが始まってしまうと、オールスタンディング状態になりますので、次の日は確実に足が筋肉痛に襲われますので、ご注意を(笑)

 (´・ω・`)パンダ

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