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今日、2月4日は立春です

2011年02月04日 11:16

ところで立春って何?ということで調べてみました。 

 立春(りっしゅん)は二十四節気の第1。正月節(旧暦12月後半~1月前半)。

現在広まっている定気法では太陽黄経が315度のときで2月4日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から1/8年(約45.66日)後で2月5日ごろ。

期間としての意味もあり、この日から、次の節気の雨水前日までである。

季節
春の初め。『暦便覧』には「春の気立つを以って也」と記されている。冬至春分の中間に当たり、昼夜の長短を基準に季節を区分する場合は、この日から立夏の前日までが春となる。九州など暖かい地方では梅が咲き始める。暦の上ではこの日が寒さの頂点となり、翌日からの寒さを「残寒」又は「余寒」といい、手紙や文書等の時候の挨拶などで用いられる。

立春八十八夜二百十日、二百二十日など、雑節の起算日(第1日目)となっている。立春から春分の間に、その年に初めて吹く南寄り(東南東から西南西)の強い風を春一番と呼ぶ。桜の開花時期は、立春からの最高気温の合計が540℃という概算法がある(ほかに、元日からの平均気温の合計が600℃、2月1日からの最高気温の合計が600℃という方法もある)。

一般的な節分とは、立春の前日のことである。立春の早朝、禅寺では門に「立春大吉」と書いた紙を貼る習慣がある。また、中国では立春の日に春餅(チュンビン)を食べる習慣がある。

1985年から2024年まで(2020年までになる可能性あり)は2月4日だが、1984年までは2月5日、1897年までは2月3日もあった。2025年からは再び2月3日が現れる。

旧暦立春
立春旧暦1月1日だという勘違いがあるが、ほとんどの場合は正しくない。旧暦1日は必ず朔(新月)だが、一般には立春は朔ではなく、1日にはなりえない。ただし約30年に1度、偶然そうなる年があり、近年は1954年・1992年がそうで、次は2038年と予測される。

旧暦中国・日本の太陰太陽暦)では元日立春前後に置かれる。それは立春のころを年初にし、春の始まりと年の始まりを一致させるためである。これを夏正(かせい)という。古代中国夏王朝正月という意である。平気法ではそのために、立春の次の雨水を含む月を正月(1月)とする。定気法での月名の定義はやや複雑だが、結果はやはり、雨水を含む月が正月となる。

節切りにあっては立春が年初となる。四柱推命風水などの占いでは、節分までは前年に属し、立春をもって年が改まるとしているものが多い。節分の豆撒きは立春を年初として、新しい年の幸運を願っての昔からの習慣である。

二十四節気の「立春」は、『暦便覧』では「春の気立つを以って也」とされるが、時候的な解説では、「大寒から立春までは一年のうちで最も寒い季節であり、立春を過ぎると少しずつ寒さが緩み始め、春の気配が忍び入ってくる」とされるのが一般的である。ただ注意が必要なのは、このような気象的事象のゆえに 「立春」 が定められたのではなく、冬至から春分への中間点として、暦法上の要請から定められたものだということである。

春の区分は、西欧では習慣的に暑くも寒くもない季節、つまり、春分から夏至までをspring とするのに対し、古代中国では昼夜の長短のピークとなる二至(夏至冬至)と、昼夜の長さがほぼ同じとなる二分(春分秋分)を各季節の中心とし、これらの中間に各季節の区切りとして四立(立春立夏立秋立冬)を設けた。したがって、両者の季節の区切りは約1.5ヶ月ずれていることになる。なお、日本の気象庁では、3月~5月が春、6月~8月が夏、9月~11月が秋、12月2月が冬としている。

新年立春と年内立春
立春旧暦での日付は平均すれば1月1日だが、旧暦の日付は節気に対し±半月程度変動する。つまり大まかに言って、立春は半分の年では新年1月の前半、半分の年では旧年12月(あるいは希に閏12月)の後半である。新年1月の立春新年立春、旧年12月(または閏12月)の立春を年内立春と呼ぶ。

より正確に言えば、立春の次の節気である雨水を含む暦月が1月なので、立春翌日から雨水当日までの約半月間に朔(新月)がなければ立春も1月であり新年立春、その期間に朔があれば朔の前は前年12月(または閏12月)であり年内立春である。

 年内立春の歌
古今和歌集』の巻頭には、年内立春を詠んだ歌がある。

“ 年のうちに 春は來にけり 一年(ひととせ)を去年(こぞ)とやいはむ 今年とやいはむ  ”
—在原元方

“ 年が明けないうちに立春が来てしまった。年が明けてからは、同じ一年のうちである立春から大晦日までの間を去年(こぞ)と言おうか、今年と言おう

 ということでした

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