おい，ここは日本だぞ，日本語喋れよ！

　日本ではまだまだ外国人を見かけるといきなり英語で話しかける人が多いんだなぁ，と思うことがあった。
ある時，橙色の電車に乗って吉祥寺方面に向かっていたら，電車を何処で降りたらよいのか解らないと思われる金髪の男性がいて，周りの人（当然日本人）に片言の日本語で色々と尋ねていた。
でも，彼が何を言わんとしているのか分からない。
そこである女性がササッと入り込んできて，流暢な英語で話しかけたら，実はその人はドイツ人だった…（一応ドイツ語の発音してたので）。
さらに，ドイツ語しか話せないらしく，その女性は一気に劣勢を強いられた。
そこで普通に日本語で対応すれば良かったのに，彼女は相変わらず英語を用い続け，結局，その彼女は電車を降りた。
恐らくかなり自己嫌悪に陥ったのではないかと思う。
だって，ある意味格好良くなるはずだったから…。
でも，そんな時って，気まずいけれど，日本語で対応しちゃった方が良かったんだと思う。
英語で話しかけたからには後には引けない的な感覚も仕方がなかったと思うけれど，要は相手にとって必要な情報を与えられるかどうかがそこでは問題だったのだから，いらぬ意固地さ（プライド？）だったのではないかと思った。
英語を話せるという割には内面は日本人的な感覚を持っていたんだろうね。
いずれにせよ，最近は観光客も色々な国から来ているんだから，みんながみんな英語を話せるなんて思っちゃいけないんだなぁと思った。

　皆さんは，外国人が全部英語を話す外人に見えていませんか？