- 名前
- 絵梨菜
- 性別
- ♀
- 年齢
- 55歳
- 住所
- 京都
- 自己紹介
- 小柄なのでいつも若くみられます。^^ 楽しくメールできる方、待ってます。
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やどかり。。。
2010年09月07日 23:12
主人の後輩が、家を訪ねて来てくれた。
主人のサナトリウムに見舞いに行った帰りに、
「奥さんも大変だろう」と寄ってくれたのだが。。。
お昼時だったから、おひるごはんを作ったり気を使ったりで、
余計に大変になった。(苦笑)
子供の頃。。。
ヤドカリを飼っていた。
夜店で祖母にねだって買って貰ったものだけど、
かなりビッグサイズのオカヤドカリだった。
彼(彼女)は、飼育方法がよかったのか、はたまた生命力があったのか5年ほど我が家で暮らした。
餌は、キュウリ(夏場はスイカの皮)だった。
今は、ヤドカリの餌なるものが売っているらしい。
当時は、そんな高級なものがなかったのか。。。
我が家の経済状況で、キュウリになったのか。。。
ヤドカリって、肉食?草食?
まっ。。。兎に角、よく生きのびたものだ。
ある日、そのBIGサイズのヤドカリが飼育箱(といっても金属製の洗面器だったが。。。)を脱走した。
夜になっても見つからず、箪笥の隅っこかどこかで死んでいたら気色悪いななんて話していたら。。。
夜中になって現れて、
たまたま、家に帰って酔っぱらってごろ寝をしている父親の足の親指を大きな鋏ではさんだ。
「痛!!」
ビックリして飛び起きた父の声に母が足元を見ると、
ヤドカリさんが、親指の先に。。。(笑)
暴れん坊の父も、
流石に、「ヤドカリを殺してしまえ!!」とは言えず。
寝ている私も父のゲンコツを貰わず。。。
ヤドカリさんは、母の手によって無事、保護された。
後日、祖母にそのことを話すと、
「ヤドカリも仁義をちゃんと知ってるな。」と笑っていた。
幼い私は、何が仁義なのかはわからなかったけれど。。。(実際のところは今も解っていない。)
日頃、父にイジメられてる飼い主を見て、仕返ししてくれたのだろうか。
ヤドカリの恩返し?
『どうせなら、その鋏に札束をはさんで来て欲しかった。』
尤も、幼い私はそんな考えすら浮かばなかったが。。。
その後、ヤドカリは再三脱走ては発見されを繰り返してした。
最後は、脱走して行方が分からなくなり。。。
半年後に、飼い猫がカリカリになった姿の彼(彼女?)を咥えて持ってきた。
どこで見つけたのか?
猫語が話せないない私は、ミーチャンに聞かず終いだ。
夏に縁日でヤドカリを見かける度に。
父親の足の親指を大きな鋏で、思いっきりはさんでいる姿を連想してしまう。
その度に、すこし胸のつかえがとれる気がする。
悪い娘である。。。。
このデジログへのコメント
> rousillonさん
挟まれた箇所が足の親指でよかったな。
私が、ヤドカリなら確実に大事な部分を挟んでいたぞ。(笑)
と、仏壇に向かって話しかけてみました。
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