芦屋の豪邸（２）

歴史的に見ても、芦屋は戦前、大阪の富豪達が別荘を構えたといわれており、神戸、大阪に居住する外国人も芦屋に別荘を建てたという話を聞いたことがある。

私がこの地に縁ができたのは、大分から関西に戻ってきて神戸東灘区にあった会社の社宅（国道４３号より南、芦屋川の西側に位置）に入ったからであり、もうだいぶ昔のことになる。

その社宅から２～３分歩くと芦屋のお屋敷があり、朝日新聞社の社主のお宅や高浜虚子のお孫さんで著名な女流俳人が嫁がれたお宅なども見られた。従って、古くからある芦屋の豪邸というのはこの一帯にあるお屋敷を指しているのかと思う。

あと、芦屋の豪邸が多い地区として有名なのは六麓荘であろう。西宮の苦楽園と隣り合っており、かなり山手にある。私は現地を訪れたことはないので詳細は不明であるが、山手とあって土地が広いため正に豪邸という感じの家が並んでいるのであろう。