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【W杯】クロアチア戦

2006年06月19日 01:11

 まず恒例の採点から。

川口 6.0 事実上PKセーブのみ。敵FWにだいぶ助けられた。
三都主4.5 守備は相変わらずだが攻撃はいい感じに。まだ甘いかも。
宮本 4.0 高さ速度とも劣り、周囲に負担を強いた。
中澤 6.0 広い範囲のカバーリングが光った。フォローが大変。
加地 5.5 出来は悪くなかったが右サイドを使うケースが多くなかった。
中田 6.5 心身とも強靭。チーム全体をよく支えた。ミドルも○
福西 5.5 空いたバイタルエリアフォローでスタミナ切れ。
中村 5.5 攻めの起点は務め上げたがキレ足りず。
小笠原6.0 中村の負担を軽減させていた。先発起用は当たり。
高原 4.5 サイド流れすぎ。仕事が三都主フォローとは。
柳沢 4.5 非常に分かりやすい戦犯。周りを生かすこともできず。

稲本 6.0 フル出場しないならさすがの動き。次も期待。
玉田 5.5 意図を周りが察してくれない。もっと切れ込む動きを。
大黒 5.5 もう少し長く見たい。確かに何か起こす力はある。

ジーコ6.0 4バック採用小笠原先発起用、稲本の後半開始からの投入。FW以外はいい方向に当たった。あと密かなメディア批判もよろしい。




 さて。
 攻撃的にはしてくるんだろうけれど4バックは怖いなーと思っていた私ですが……。
 正直、引き分けたのはなかなかの幸運です。
 川口の神セーブもあったわけだけれど、クロアチアシュートが枠にほとんど飛んでいないおかげ。
 三都主宮本のところを何度も破られ再三のピンチがあったわけだけれど、クロアチアFWのある意味で日本とどっこいの決定力のおかげで守りきった。(クロアチアデジカフェがあったらどんな日記が並ぶのだろう???)

 守備が弱いとラインが下がる。
 DFラインが下がると前との隙間が出来るので中盤が走り回ってスタミナをロスする。(福西の交代がこれ)
 中盤のキレがなくなると前線孤立するので点が取れない。
 ……という風に。確かにFWの決定力も無いんだけれど、DFの守備力を強化すれば攻撃力も上がるのだ。次大会の課題として欲しい。



 一方で攻撃について。
 クロアチアはかなり深く守っていた。
 カウンターを持ち味とするチームはたいていディフェンスラインを下げて守る。これは高いラインで守った場合、オフサイドを取ったらプレーが止まるのでカウンターできないからだ。

 というわけで、裏への飛び出しが持ち味のFWだと相性が良くない。スペースが無いから。
 高原柳沢はどちらもそのタイプに近い。
 裏に飛び出せないからサイドに流れてしまう。FWが点を取るポジショニングができていない、ということになる。
 今日に限っては巻でも良かったんじゃないか。


 さてジーコインタビューでさらりとメディア批判していたのに気付いた人いるでしょうか。
 全32チームのうち、炎天下のデーゲームが2戦続いたのは日本だけなのである。
 これは日本時間考慮しての時刻設定なんだろうけど、チームへの負担は大きい。


 3戦目、ブラジルに勝てるか。
 正直に言うとジーコだから勝たせてもらうのを期待したい。
 パスの出しどころを徹底的に潰せばチャンスはある。

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