- 名前
- みんきー
- 性別
- ♂
- 年齢
- 62歳
- 住所
- 千葉
- 自己紹介
- いい年ですが精神年齢は若いです。 人つき合いは苦手な内気なおじさん(?)です。 仕事...
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無宗教
2010年02月19日 23:26
実は…ってほどのことではないですが、最近、葬式が2件つづけてありました。
最初は、近所の旦那さんで、多分顔くらいは見たことあるかもしれませんが、どんな人か全然覚えてない人です。結構奥さんが強烈なキャラクターの人ですが、葬式自体はつつがなく終わりました。
で、今週の水曜に、会社でイタリアに行くときにお世話になっている人のお父さんが亡くなった、というお知らせが来ました。昨日の木曜が通夜で本日が葬儀です。
同じ会社の人ではありますが、部署が全然違っていて、同じ会社の人なのにイタリアでしか会わないような人です。あ、厳密には本社で年に1回かそこら会うことがあるかも。
ご本人ならともかく、そのお父さんに関しては、今の今まで顔をみたことがないのはもちろん、名前すら聞いたことがありません。イタリア関係者で供花するから賛同者がいたらお知らせください、というメールが来たので、どうしたものかと悩んでいました。
すると、上司登場。「あの人にはお世話になっているから」という理由で、うちの部署から5人分の供花賛同+自分が香典を出す、という指示です。でも、場所が千葉県なので、上司は「通夜も葬儀も参列できないから、みんきー、おまえ同じ千葉県だからお通夜に行って来い。あ、俺の香典は立て替えといて」というありがたいお言葉をいただきました。
上司は神奈川に住んでいます。千葉県といっても、海よりの総武線沿線と山の中の常磐線沿線はずいぶん離れているのですが、葬儀の場所はその中間みたいなところです。私の家からは決して近くはありませんが、遠くもありません。
上司が香典の金額について「いくらにするかなぁ?1万円でもええかなぁ」と聞くので「1万円は上のほうです。もっと下げるかどうか悩むところです」と答えたら「いや、1万円で」とのこと。見栄が大事な上司なので、納得しました。ちなみに、まだ立替分をもらっていませんし、香典袋代はこっちもちでしょうなぁ。
仕方ないので行ってきました。
と、ここまでが前ふり。
そのお通夜に行って驚きました。会場に坊さんの席が用意されていないので、遅れているのかしら?と思っているうちに始まりました。
いきなり葬儀場の人が「…のご意思で無宗教でとりおこないます」的なことをいってびっくりです。
頭の中をいろんなことが駆け巡ります:「読経がないということは、それの代わりに何をするんだろうか?」「焼香もないということは参列者はどうすればいいのだろうか?」
もう、故人と一面識もないことはどこかへ飛んで行ってしまいました。
結局、お通夜は、芸能人の「お別れ会」みたいな感じで進行しました。葬儀場の人が司会を張り切って仕切っているような印象を受けましたけど、ま、これなら戒名もいらないし、お布施もいらないから、合理的かも、と思いましたとさ。
ちなみに、式の進行は、最初に黙祷、次に読経の代わりに故人の友人、いとこさんからの「お別れの言葉」、その後、焼香代わりに「献花」と進みました。
最近のこうした式では、亡くなった方との「最後のお別れ」ができるように、こういった席で死に顔を見せるようですが、私はそもそも面識すらないので、顔を見るのは失礼だし、見たくもないなぁ、と思っていたら、前の人が棺の方に行かずに戻っていったので私も「それ、いただき」ということで一緒に戻り、そのまま帰ってきました。
お葬式には出席しませんでしたが、坊さんも牧師さんもいない葬式というのは、それはそれでいいけど、結婚式みたいに誰かにスピーチしてもらわないといけないのだとすると、人を探すのも大変だな、と思いました。
こういうやり方もありかなぁ、とは思いましたが、なんだか、司会者に踊らされているような感じが強く残りました。かといって、「じゃあ、どうすればいいの?」と聞かれると代案もありません。
今後、こうした形式の葬儀が増えてくれば、当たり前の光景になるのかもしれません。故人に人望があって、いろいろ話してくれる人がいるのなら、いきなり「お別れ会」形式の葬儀もいいのかなぁ、と思いました。
ただ、これだといわゆる「法事」というのは「ない」のでしょうし、「仏壇」も必要ないし、お盆のイベントもないし、と考えると、人のうちのことながら「すげー楽そうだけど、それはそれでちょっとさみしい」気がしました。
ま、私は「自分が死ねば世界は終わり。その後のことなんかしったこっちゃない」と思っているので、こうした形式で葬儀をやって、墓なんかもやめちまって、骨も散骨してもらえれば後腐れがなくていいかも♪、なんて考えちゃいました。
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本日の画像は、「くるみチーズ」パンです。可もなく不可もなく、ふつうにおいしかったです。
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