シャーロック・ホームズ

先日は一人寂しく「イングロリアス・バスターズ」というタランティーノ映画を観に行ってまいりました。ブラッド・ピットが顔になっていましたが、あくまでタランティーノ映画、という意味でおもしろかったです。ブラピはブラピで良い味出してましたけど。

映画の内容は特に触れませんが、映画館で見かけた来年の映画で気になるものがいくつかありました。その中で、今回のお題は、

『シャーロック・ホームズ』

世界的に有名な彼、名探偵です。
…世界的？ロシアやアフリカやイスラム圏でも有名なのかな？まあいいや(^^;

ホームズを扱った作品はこれまでにかなりたくさんあるはずですが、シャーロキアンでも無い私はあまり多くを知りません。

今回の映画化は、監督はガイ・リッチー。マドンナの元旦那、という説明の方が有名なちょっと悲しい映画監督ですが、『スナッチ』は好きでした。
主演、つまりホームズ役はロバート・ダウニー・Jr.。彼の最近の作品はアイアンマンです。アイアンマンですよ！？

謎の武術”バリツ”で格闘戦を行ったりしましたが、基本的にホームズは頭脳戦メイン、孔明タイプのキャラ。おまけにコカイン中毒でもあったので不健康なイメージ。あんまり肉体派のイメージが無かったのですが…

https://www.youtube.com/watch?v=UWMb3AgQ24c

こんなやつはホームズじゃねぇ！？

普通に肉体派です。腕からミサイルは出なくなっているようですし、変なパワーﾄﾞスーツで飛んだりもしないようですが。
『ヴァン・ヘルシング』や『リーグ・オブ・レジェンド』のような方向なのかな？だったらミサイルくらいは飛ばせて欲しいところ。

話も原作に無いものらしいし、たぶん同姓同名の人なんだ、と思えば面白そうではあります。このくらいの文明世界での冒険活劇は好きですから^^


私の印象に残っているホームズ作品は、原作はもちろんですが映像作品だと、宮崎駿のアニメ作品と、あとはグラナダTVで作成した『シャーロック・ホームズの冒険』。

宮崎アニメは見た目からして犬だし、冒険活劇としてアレンジを加えられているので置いておくとして、グラナダTV版はかなり秀逸な出来でした。日本ではNHNが日本語版を製作して放映していたので、見たことがある人は結構いるんじゃないのかな？

緻密な時代考証、原作の雰囲気に忠実であることなど、ホームズに興味があって、見たことが無い人は一度見てみることをお勧めします。

特にジェレミー・ブレットが演じる主役のホームズが最高の出来だったのですが、彼が第6シリーズ終了後心臓麻痺で死去したことで、作品が終了してしまいました。彼の代役なんていなかったんですね。
第6シリーズまでやってもまだ原作は消化しきれていなかったという残念な落ちでした。

ちなみにNHK放映版での吹替は露口茂『太陽にほえろ!』の”山さん”でした。これがまた良かったんだ^^
ワトソンの役者が1,2シリーズとその後で違っているのですが、役者に合わせて吹き替えも変えるというNHK側の変なこだわりも良かったです。

アレと比較されるのは大変だろうから、今回の映画の方向性はある意味正解なのかな？