ＡＦＰからのアドバイス（後編）

（前回の続き）
それからは、投資信託のみでおとなしくしています。
ただ、ソブリン債とか海外不動産投信（海外REIT）を持っているので、最近の急な為替の動きは気になります。
でも、為替のニュースに一喜一憂して売買をしているわけではありませんよ。

ここでひとつ私の経験上アドバイスできるのは、新聞・ネット等に掲載される経済評論家、アナリストのコメント。これは見事に外れます。頂点で「まだ上がる」といい、底で「まだ下がる、今は買い時でない」といい、そのはずれっぷりは見事です。厚顔無恥でふてぶてしい人とは、こういう人か、と思います。これについては、『エコノミストは信用できるか』（文春新書・東谷暁　著）に詳しく書かれているので、興味ある方はご一読を。

その経験則からいくと、先週、１０９円台まで円高が進み、「今はドル安基調、１０５円（ある人は１０２円）まで円高が進んでもおかしくない」というコメントが目に付きだしたので、そろそろ為替も落ち着くかも。今週末は、１１２円台まで戻って小康状態です。

素人の資産運用はこまめにお金を動かさず、気長に、気付いたら運用成績がプラスになっていた、という金融商品を探すのがいいでしょう。
以上、ＡＦＰ（ファイナンシャルプランナー）ゆういちからのアドバイスでした。