園長先生が大変

先日は新聞ネタでお堅い話を書いたにもかかわらず目を通してくださった方、ありがとうございます。

その中で、現場の方からもコメントをいただいたので、ちょっと一言。
正直、私は仕事上、保育所の保護者には失望することが多々あるし、このような保護者に育てられる子供の将来がとても心配になっています。しかし、そんな後ろ向きな思いで仕事をしても、自分も周りも良くならないので、できるだけ前向きに考えていきたいという思いで、最後に楽観的なコメントを書いてみました。

で、今日は保育所ではなく、幼稚園の話。
今日、突如、臨時の保護者会があり、園長先生が脳梗塞で倒れ意識不明の重体と報告がありました。
出席した嫁さん曰く、理事長（園長の弟）は「５０年続いたこの幼稚園、手放して密集住宅地にしたくありません」と言ってくれたが、保護者の「下の子、来年から幼稚園通えますか」という質問に対しては「今の段階では、何ともいえません」とのこと。どうなるのかなぁ。

市内ではお受験幼稚園、高所得者の集まりといわれている。
しかし、実態は、今の幼保一元化に疑問を呈し、「幼稚園は教育の場」という強い園長先生の信念に共感を持つお母様方の集まった、「質実剛健」な気風があり、かといって子供たちはストレスを感じることなくのびのびとした、とてもいい幼稚園。

お役所は時代の流れの乗らない園長のガンコさが気に入らないらしく、「私の娘は今年５歳で、＊＊幼稚園に通っています」と言うと特に福祉部門の人は大変不快な表情を浮かべるが、私からすれば信念もなく腰の据わらない施策を並べ立てるお役所（つまり同僚）と話をしているほうが、よほど不快である。

とにもかくにも、明日からは神棚への挨拶で、園長先生が早く意識を回復されるように、しっかりとお願いしないとね。