初心者のためのアロマテラピー講座　その５？

今日はマッサージ（トリートメント）について

アロマテラピーの楽しみ方のひとつにマッサージがあります
でも、このマッサージは医療行為として行うものではありません
なので、呼び方も「トリートメント」という呼び方をすることが多いようです

さて、アロマテラピーのトリートメントでは、エッセンシャルオイルを植物油で希釈したトリートメントオイルと言うものを使います
そして、この基材となる植物油のことをキャリアオイルと呼びます
これは、エッセンシャルオイルの有効成分をキャリアオイルを利用して皮膚から体内に運ぶ（Carry）ことから、キャリアオイルという名前が付いています

では、キャリアオイルはどんなものを使うのでしょうか？

アロマテラピーで使うキャリアオイルにはたくさんの種類があります

★酸化しにくく、価格も手ごろで肌への浸透性も高い「ホホバオイル」
★栄養分が豊富で、保湿効果が高く、低価格な「スイートアーモンドオイル」
★人間の皮脂に最も近い成分でできていて、消えてなくなるといわれるほどの浸透力を持つ「マカダミアナッツオイル」

この３種類が初心者にも扱いやすく価格も手ごろなキャリアオイルです


他にも食用でもおなじみの「オリーブオイル」「セサミ（ゴマ）オイル」「グレープシードオイル」なんていうのもありますし、ヘアケア用でもおなじみの「椿油」「ココナッツオイル」もあります
それ以外にも美白効果があるといわれている「ローズヒップオイル」、アトピーにも効果があるといわれている「月見草（イブニングプリムローズ）オイル」などなど･･･たくさんの種類のキャリアオイルが販売されています

初心者の方には、まずはあんまり油でベタベタしないほうがいいと思うので「マカダミアナッツオイル」あたりが無難だと思います
「生活の木」などのアロマテラピー専門店でテスターを手にとって試してみてくださいね


それでは、キャリアオイルを用意したら次はエッセンシャルオイルを混ぜて香りを付けてみましょう

トリートメントオイルは直接皮膚に付けるものなので、希釈の濃度は１％以下です
５０mlのトリートメントオイルを作るときには１０滴以下のエッセンシャルオイルを混ぜると言うことですね
また、顔などのデリケートな部分に使うときには０.５％以下にしてください


ちなみに僕が得意なのは背中のトリートメントで、ローズヒップオイル２０mlとホホバオイル３０mlを混ぜたキャリアオイルに昨日の番外編でも紹介したローズウッド４滴とサンダルウッド３滴、イランイラン１滴のブレンドに女性のホルモンバランスを整えるゼラニウム２滴を加えたものを落として作ったトリートメントオイルを使います

このとき、まずはトリートメントオイルを使用量より少し多めに小瓶に移しておき、お風呂に入っている間に湯煎してお風呂のお湯程度の温度に暖めておいて、お風呂上りの背中にたっぷり落としてトリートメントを行います

このとき大事なのはパートナーとの信頼関係です
不安感を持ったままではトリートメントの効果は半減どころかまったく無くなってしまうかもしれません
安心して心も身体も預けられる相手にトリートメントをしてもらえば、きっと心も身体も開放されることでしょう


トリートメントのテクニックにはさする（軽擦法・エルフラージュ）、もむ（揉捏法・ニーディング）、押す（圧迫法・プレッシャー）があります
これらを行ううえで大事なのが「強くしない」ことです
痛みを感じるほどの強さで行うのは危険なので、あくまでも心地よい程度で行ってください

まずは自分でもできるハンドマッサージくらいからはじめるとトリートメントオイルと自分自身の皮膚の相性とかがよくわかって良いと思います


というわけで、簡単にトリートメントについてお話しました

次回はルームスプレーの作り方でもご紹介しましょうか？

何種類か作っておくとそのときの気分でいろいろな香りが楽しめて良いですよ


今日の画像は栄三越にあるルイヴィトンのディスプレイです
いつものようにスローシャッターで道行く人々には消えてもらいました(^○^)