- 名前
- 絵梨菜
- 性別
- ♀
- 年齢
- 55歳
- 住所
- 京都
- 自己紹介
- 小柄なのでいつも若くみられます。^^ 楽しくメールできる方、待ってます。
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悲しい嘘。。。
2009年05月07日 09:19
小さな嘘は、
時として人を幸せにする。
小さな嘘が、
大きな嘘になり、
人は傷つき涙する。
とりとめもない嘘が
取り返しの付かない嘘に変わる。
母が病に倒れた時。
兄と私は嘘をついた。
末期癌だった。
余命3ヶ月を宣告された母に
「告知せず」
それが兄と私の出した結論だった。
「胃潰瘍やて。」
「手術するの?」
「どうかなぁ。検査してから決めるみたいよ。暫く入院やわ。」
「入院かぁ。。。いややなぁ。」
「我慢しなされ。検査終わったら退院できる。」
個室は贅沢。
人がいるほうがええ。
といって大部屋に入った母。
入院生活は苦痛らしく「早く退院したい」と愚痴を。。。
「自宅治療にかえますか。。」
つまり。医者が匙を投げた。
「退院できるで。」
「よかった。手術せんでええんやね。」
「そやけど。まだ家で寝てなあかんよ。」
「わかってる。」
自宅療養を始めてわずか一ヶ月ほどで、母は逝った。
母は死ぬまで自分の病気について私達に聞かなかった。
おそらく。
自分の命が長くないことは気が付いていたのだろう。
私と兄に手紙を残し、最後まで笑顔のままで死んで行った。
告知。。。
私達兄妹は、母に告げなかったけど。
そのことが良かったのか、悪かったのか。
未だに、結論が出せていない。
「早く良くなって美味しいものでも食べに行こうな。」
胃癌で何も食べれなくなった母に、悲しい嘘をついた。
「元気になったら旅行したいなぁ。えりちゃんと一緒に、北海道行きたいな。」
「家族旅行もええなぁ。お父さん連れて、近場でええし温泉行こうか。」
母も悲しい嘘をついた。
弟が旅立った日。
「朝ごはんは、帰ってから食べる。」
母にそういって出て行った。
それも悲しい嘘。
その日の朝ごはんは、ずっと残ったままだ。
嘘つきな子供達。。。
母は、
それをも全て受け入れていたのだろうか。
死ぬまで笑顔を絶やさなかった母。
母の笑顔。
これだけは。。。
悲しい嘘であって欲しくない。
このデジログへのコメント
日本の医師は、使わないけどMDフラクションは、癌には超有効です。病院は儲からないから、使用しない所が多い。
> 管理貞操帯さん
舞茸のエキスなんですね。
医は仁術よりも算術の時代ですからねぇ。
尤も母は、手の施しようがないくらい進行してましたから
モルヒネ以外は使ってませんでしたが。
> rousillonさん
父と一緒に旅行したかったのでしょうね。
それも叶わぬ夢でしたけれど。。。
向こうの世界に温泉あるかな?^^
> ゆきおさん
同じような体験されているのですね。
告知すべきだったか、しなくて良かったのか。
未だに疑問です。
ゆきおさんはどうですか?
> hayatoさん
いつもありがとね。^^
私もいつも笑顔でいれる人になります。
> ノンビリ カメさんさん
一.泣き言を言わない。
二.自分の言葉に責任を持つ。
三.人を傷つけない。
母が私に守れといったことです。
二以外は、守れない^^;
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