「僕と一緒にマサリませんか？」

最近試しにナンパとやらをしてみたいなと思っています。街行く人に「ちょっとすみません。」なんて声をかけて、呼び止めてお話をする。うまく行けば一緒に食事する。あわよくばそこから先も…、なんて勝手な想像を膨らましてムフフフと夢想したりする。

でももうその最初の段階で引っかかってしまうんですよね。一体全体なんて声をかけたらいいのかがわからない。普通に「ちょっとすみません。」なんて言おうものなら、もうキャッチか何かと思われて、ピューッって風よりも速く去ってしまうのだろうと思います。
その最初の一声をかける自分の姿が、どうしても『すごいよ！！マサルさん』のマサルのイメージと重なって、ろくなセリフが浮かんでこない。「僕と一緒にひげについて語り合いませんか。」とか、独り言をぶつぶつつぶやいていたかと思いきや「ところで…」と声をかける、とかそういうイメージ。おまけにただすれ違う人と2、3度目が合っただけで「もしかしてこの人なら…、いや、しかしまさかそんな訳が…」とかマサル的考えをしている自分を発見して嫌になったりとか。
多感な思春期の頃にあんなものに嵌ったばっかりに思考回路がマサ～ル的回路になってしまっているのかもしれない。

今度、まともな友達と一緒にナンパをしてみようという企画を立てて、リハビリしようかなと思う今日この頃です。