- 名前
- 祐介
- 性別
- ♂
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 埼玉
- 自己紹介
- 川口市に越してきて一人暮らしをはじめたものの、全くの新天地で友達がいない生活にも倦ん...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
線を引く。
2005年06月03日 22:48
今日の帰り道。
いつもの通勤経路。
誰かが捨てていったゴミが落ちていた。僕はそれに目を留めたけれど歩調を変えずに通り過ぎた。
「ああ、まったくこんなところにゴミを捨てるバカがいるもんだ。」って思いながら、結局僕は何もしない。それを拾って捨てようとはしない。
きっと誰かそういう仕事の人が片付けるんだろう、とか、俺が捨てたんじゃないんだから俺には関係ない、とか自然に考えて、自分のそのゴミとの間に線を引く。
いつから僕はそうやって自然に線を引くようになったんだろう。いろんなことに関わっていくことを煩わしく思って、いつからか自分と他人との線を意識するようになった。こっから先は俺には関係のないこと、そんなことは知らないよ、って。
でも一方で全然正反対の考えも浮かんだ。たとえばこれを拾ってゴミ箱に捨てたら、気分がいいかもなって。誰かのゴミを見て、いやな気分になった自分の気持ちをチャラにできるかもなって思った。
そのときに、ああそうか、そのゴミも俺の世界にあるんだって思った。全然知らない誰かが捨ててったゴミだけれど、もうそれを知ってしまったんだからそのゴミも俺の世界の中にあるんだなって思えた。それを無視するのは自分の中のどっかを無視してんのと同じことなんだなって。
ここで言いたいのはだからゴミを見つけたら拾って捨てましょうねって事じゃなくって、知ってしまった以上、それも自分の世界のことなんだってこと。それをどうするかとかはまた別の話で、自分が見たり聞いたり知ってる事は全て自分の世界にあるんだって思えた。
自分の周りに線を引く必要なんてない。それはいずれにせよそこにある。自分はただそれをどうするか選べば良いんだって思えた。
そう思って、もう少し世界を広く見れる気がした。
このデジログへのコメント
コメントを書く