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貴女を一生・・・

2009年02月11日 10:40

ー許さない・・・

存在否定ばかりを口にした貴女を

私が歩む道を妨げるのも

一つの望みさえ叶えられない

そんな貴女を



私は 許さない


例え親であっても

母であっても



人として貴女を



軽蔑する。


母として貴女を



私は

決して認めない!ー

ー「当たり障りの無い進路を選んだだけだよ・・・」ー

何でも出来る 恵まれてると思い続けてた。

妹からの言葉。
泣く事なんか滅多に見せない
そんな妹が初めて

姉として私を認めてくれた上で
泣きながら言った言葉。


ー「何したらいいかなんて解らないし。」ー

無口で無気力になってた弟の言葉。
仕事もしてないうちから
後々稼ぎに繋がる学歴なんて解らない。

また 一人無理をさせるのか?

本気で問いただしたくなった。

ー「普通じゃねぇからな・・・もう・・・」ー

懺悔にも似た父の言葉。
何年もそれに気づけなかった。

妹が辛い目にあって
やっとその異常に気づいた。

娘を苦しませていた という現実
気付くのに全てが遅すぎた。

私が理不尽八つ当たりに対し怒りを露わにすれば
代弁して謝るのもこの人だった。


「何で!父さんが誤んだよ!
間違った事言ってんのは母さんだろ!

何で庇うんだよ!

だから何も伝わらないんだ!」

「ごめん・・・父さんも母さんも親に愛された事がないんだ。
だから・・・そういうのが解らなかったんだ

ずっと辛い思いさせてたなら本当にごめんな・・・」


「そんなの知ってる けど!

言い訳だよ・・・!そんなの!今更・・・っ」


少なくとも父さんは
母さんよりもずっと・・・

苦しい時 傍にいたじゃないか。

何で

それなのに

この言葉を

父さんに言わなくちゃならないの・・・?

「何で・・・っ一番伝えたい奴に限って聞いてくれないんだ・・・

父さんにこんな事言いたくないし
父さんに謝らせる為に言ってんじゃないんだよ・・・?

なのに・・・」

「ごめん・・・」

「もういい!休む!」


ー「少しづつ理解していくから。頑張ろうな。」ー

その言葉を聞いたのが最後。ーーー


「出てけ!お前なんか百万やってもいいから出てけ!」

その優しさも努力も虚しく
絶縁状を叩きつけてきたのは 母。

「構わないよ。稼いでそれ貰ったらこんな家いらねぇよ。

それがお望みなんだろう?
なら産まなきゃよかったんだ!

早いうちに殺すなり捨てればいいものを
生かしていたからこうなったんだろ?

なら べつに・・・」

本当に要らないなら
共倒れする前に消えましょう?

貴女の目の前から。
それが母である貴女の望みなら


叶えてあげる。


そして一人で悔やんで頂戴?



「おい・・・お前何処に」

バイト夜勤の。
戻らないから。先言っとくけど。」

「だからって・・・」

「言ったでしょう?母さん。
百万やるから出てけ。ってさ。

百万なんて進路に自立に・・・なんてやってたら到底足りない。
すぐ底をつくでしょ?

だから稼ぐの。」

酔った勢いかもしれないし、今更だろ?
前からああじゃないか。」

「だからこそ・・・許せないんだよ。
何年存在否定の言葉を浴びてきたと思う?

姉としての立場もなく、

良いように利用され、

なんやかんやと押しつけれれて。

勉強できない分沢山本を読んだ。

そんな努力も何も知らないまま存在否定されてきたんだ。
馬鹿と言われっから・・・勉強できない分本読んでたんだよ。

知ってるでしょ?本ばかり読んでたのは。」

「あ・・・;」

「何も知らなかったのはそっち。
病気についても調べたよ。小3で倒れてから特に。

家庭医学書の分厚いヤツから喘息てんかんも調べた。
調べがてらに漢方とかの項も読んだし。
理科なんて教科に出る前から天体星座神話・植物・天気・・・他にも

興味を持ったり不思議に思った事は片っ端から。

薬も 心理も。

ただ、好き好んでやってた訳じゃない。

馬鹿にされるのがイヤで少しでも頭良くなりたかったの。
優等生がお望みだったから。

それが出来そうにないから
5教科捨てて自分の得意分野を伸ばした。
それが絵。小3でもう進路は決めてたよ。

美系の学校行くって。

仕事としてのイメージが沸かなかっただけ。
仕事にする気は無かったから。

認められたい。その一心だけだった。

それすら叶わず馬鹿にされ続け挙げ句
百万で出でけ?フザケんなっての。安すぎ・・・

何処まで馬鹿にしてんの?

子供として

娘として

それだけ望むなら叶えてやろうじゃない!」


「けど!心配するだろ・・・」



「もう時間だ。遅れる!行ってきまーす。



心配してんのは父さんだけでしょ?

少なくともあの人に私は必要無いって十分解った。
だから もういい。

・・・・・・少なくとも妹や弟には
同じ思いをさせないで欲しかったけど・・・

それも無理そうだしね・・・

本当に一人にならないと解らないよ・・・」


逃げるように家を出た。
それ以外の方法なんか見あたらなかった。

悔やんでくれれば まだ良い方。
それすらなければ・・・母じゃない。

母親失格。じゃない?
ーーーーー

20年近く
仮にも親子であった関係を断つのは容易くない。
姓も名も名乗るな!と言われても、
その識別コードみたいなモンは一度つけたら変更不可だし。

偽名なら沢山用意してっけど。
一応法に触れるらしいし。
国家資格故それはイヤだと言ってるから・・・

その姓も名も仕方なしに付き合うと決めた。
血の繋がりは消えない。
血という関わり・縁も同じく変わらない。

親が蔑ろにする先祖供養とかはお金貯めて必ず行くんだ。

妹と弟がこれから苦しまないように。
父さんが少しでも楽出来るように。
母さんの失言を許してもらえるように。

家に残した母さん以外の家族の為に決めていた。


・・・と、この辺は将来(ミライ)に置いといて・・・ーー


今は

国保に変えたいんだけど・・・出来るかな?」
「出来るけどどうかな?調布の人の方に連絡してみる。」

一応 暫くの稼ぎ所が決まりつつある中
父の扶養から外れる事。

もう一つは残る実家の私物から
必要な分だけ持ち出す事。

そしたら
あれだけ壊れた帰る場所は要らない。

傷は痛むけど、前より我慢出来る。

それを「進歩した。」と実感出来る。

用が済んだら 長年の鍵ともお別れ。
戻らないだろうし。きっと・・・

引っ越す前の団地の鍵は中々手放せなかった。
友達との記憶を閉じこめた思い出の証だったから。

今ある鍵は苦痛しかない家の物

それは未来永劫

閉ざしてしまおう。

諦め 痛い程の悲しみ
焦がれる程の憎しみ
身体が冷えきる程の殺意

切なさ
苦い程のやりきれなさ

こんな危険なもの
この先進むのに要らないもの。

物騒だから。
家ごと捨ててあげる。
例えそれで帰れなくなっても

帰る場所なら幾らでも作れる。

心でも
殺されるのと殺すのならば後者でありたい。

生きると決めた 進むと決めた
逆らう事を私は選んだのだから。

抗うまでさ。

足掻きながら 泣きながら

少しずつでも進んでく。


-----------------
sentfrom W-ZERO3

このデジログへのコメント

  • こじろう 2009年02月11日 11:36

    父と母が違うだけで俺もいっしょだよ。俺借金あってこの家出れなくて足枷になって足掻いてる。

  • 七瀬カイ 2009年02月11日 11:42

    傷害を逆手に支援を受けてるだけ。大差はないよ。きっと。それでも命を投げ出さないって強さは誇ってる。それでいいと思うんだ。

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