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宥和主義
2008年10月28日 16:14
私は宥和主義と聞くとそれだけで警戒する。大戦間という微妙な時代に英国首相の要職にあったチェンバレンが、ナチの台頭を見ながら日和見主義に走ったために彼らが増長しその後の悲劇を招いたのは誰も否定できない歴史的事実。その後に登場したチャーチルは国の存亡を賭けて正面から闘い、英国の独立を維持した(我が国がナチドイツと同盟したのは事実だが、これは別問題)。
宥和主義は問題を先送りし、多くの場合解決から遠ざける、というのがその教訓だと私は思っている。
私は近所のスタバで仕事をしている。その横で、三人の大学生らしいにーちゃん達が賑やかに論議中。どうやら学園祭の出し物の打ち合わせらしい。その内容を聞いていて私は愕然とした。
「桃太郎は鬼の事情を本当に理解してあんな乱暴を働いたのかねえ」
「鬼が島には作物が取れなかったのかも知れない。だったら海辺の村からちょっと作物を失敬するのは仕方ないんじゃないの?」
という論調で誰も反論しないのが聞こえて来た。
犯罪者の権利。これが一番大切。被害者?自分が悪いから被害にあったんでしょ?というのが戦後日本刑法判例の趣旨だと私は理解している。人権派弁護士と呼ばれる一派が利権欲しさに間違った権利論を振りかざし、何の落ち度もなく被害にあった声なき人々を黙殺してきた。それは正義から最も遠い姿。私はこの弁護士達を嫌悪する。
犯罪者は、他人の権利を無視し、自分の権利だけを考えた結果、犯罪に走るのではないのか。その連中に後悔、反省、更生の機会を与えるのは大いに結構。しかしそれが被害者の権利保護、再発防止に優先されるのはどう考えても間違っている。
その犯罪者擁護が宥和主義に姿を変え、この若者達を害しているのか。かのチャーチルは20代でリベラルでないヤツはハートがない、35を過ぎて保守でないヤツはブレインがない、と看過した通り(この発言、有名だが公式の記録には残っていないらしい)、大学生の彼らがリベラルの思想を持つのは自然ともいえる。しかしこの宥和主義はどうだ。もしこの筋で何か出し物をやったら、それが観客に大ブーイングで否定されることを私は望む。
外国に領土を侵され、領海内の資源を盗まれ、尚実力行為が出来ない我が国政府。その根底には、実力行使を支持しない大衆がいる。それを導いているのはこれまた特定外国勢力に媚を売るメディア。そのメディアに晒され育った若者達が宥和主義で昔話を解釈しようとしている。
私の愛する日本は、これからどこへ行くのか。
このデジログへのコメント
どうしました?(・・;)
じゃ…愛する日本になるよう、子供達を育てましょうね(^^)
ちょっと穿った見方をしてみたかっただけかな?
それにしても大学生にしちゃ幼稚な論理ですが。
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