- 名前
- ベソ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 64歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- コミンテルンが我が国の歴史を狂わせた。中学校の歴史授業でゾルゲ事件を教えるべし。 我...
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蟋蟀哀歌
2008年10月14日 04:21
このタイトルでは誰にも分からるまい…と知りつつつい変換したままにしましたが、「蟋蟀」は「コオロギ」です。
今日、息子が蟷螂(カマキリ。これも難しい!!)を捕まえたい、というので近所の公園へ。飛蝗(バッタ)を多数と雌雄のコオロギを捕まえて虫カゴへ。カマキリいないなあ、そろそろ帰るか?という段になり息子がカマキリを発見、捕獲し一件落着。帰りの車の中でカマキリは虫かごの中で既に最初の一匹(バッタです)を屠り食事中。それを見て驚きつつ喜ぶ息子。そのつもりはなかったが今日捕まえた多数のバッタは期せずしてカマキリの生餌ということになってしまった。嗚呼無残。
そして夕方から雄のコオロギが盛んに鳴き出した。ジリリリリと美しい声。こうしみじみとコオロギの鳴く声を聞いたことは初めてかも知れない。我がマンションの室内でリアルに響くコオロギの声は異様な感覚。しかし美しい声だ。その声を愛でる虫と言えば鈴虫がその代表だと思うが、古来先人がどれだけ澄んだ感覚で事物を捉え、それを生活に取り入れて来たかを思い知らされる気がする。
クワガタを死なせて以来、我が家では虫はしばらく楽しんだら無罪放免するのが慣わし。息子を説得し、生餌のバッタが切れたらカマキリも放してやろう。そろそろ冬支度の時期だ。そしてコオロギは、そのサイズから恐らくカマキリの食材リストには載らずに済むだろう。それまで生き延びてくれ。そして願わくは、同じ虫かごの中の雌と恋が生まれ、野に戻る頃には新たな命を宿していて欲しい。それは狭い虫かごの中で、カマキリの恐怖に怯えつつ過ごした数日間の代償となるだろうか。
それまでは家の中でコオロギの美声を楽しみたいと思う。その声が空中生活に与えてくれる潤いに感謝しながら。
このデジログへのコメント
いいですよね…虫の声…
うちは2Fだから夏の終わりから泣き声が聞こえます。
ほんの短い間ですよね
> かなさん、虫の声を楽しむ繊細さは日本人の情緒深さを端的に表していると思います。欧米人に説明するとどうして?という顔をされます。彼らは鳥の声は愛でますが、虫となるとやはりアジア人の優しさが必要な
> ゆうゆうさん、米国西海岸ですか。探せば蟋蟀はいるんじゃないですかねえ。私はLA近郊で虫の鳴き声を聞きましたよ。確か蟋蟀の鳴き声に近かったような…
> ゆめさん、本件、次のログを参照ください。
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