- 名前
- shinji
- 性別
- ♂
- 年齢
- 52歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- スウィーツ大好きです。 フットサルなど、スポーツも好きです。 バーベキューとかキャン...
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それがプロ
2008年09月29日 00:12
非常に眠い。
涼しくなったのもあると思うが…。
とにかく寝たい。
金曜日に、証券会社の人が、必死な声で電話をしてきた。
ノルマが達成できないらしい。
株式市場の取引量が、ここまで減ってしまうと、困るのだろう。
証券会社、不動産会社のリストラが始まる。
高額所得者がリストラされることを意味する。
そして、それは、洋服や靴、アクセサリーなどの売れ行きに、影響がでてくる。
実際に、影響は出てきている。
ブランド品、BMWなどの高級外車の売り上げ減。
高級賃貸マンションの空き室率の上昇。
大変な時代になる…。
(前回の続き)
プロのカメラマンが撮った写真と言われれば、
紅葉の山とか、日の出で輝く富士山。
野生動物のかわいい写真。
海底のきれいなサンゴや熱帯魚。
そんなイメージだ。
「僕、26日は、いますよ」
と言っていたので、
前回書いた、カメラマンの個展に行ってきた。
平日だったので、渋谷に着いたのは、夜中の10時20分になってしまった。
夜12時までやっているというので、間に合うと思うが。。。
急いで、原宿方面に向かって歩いていく。
金曜日の夜10時過ぎなので、酔っ払いも多い。
厚化粧の、いかにもお水系のおばさんもいる。
キャバ嬢のように若くない。
かなり、年取った人。
そして、お水系のおばさんたちと、ニヤニヤ話している、いかにも遊び人のおじさん。いや、初老と言った方がいいかもしれない。
渋谷は、若い人の街ではなかったのか?と思ってしまう。
これが、少子高齢化なのかなあ、と思いながら歩いていく。
白いスーツを着た人が車から降りてきた。
みるからに、ヤクザのお兄さんだ。
ケバケバの化粧をした女性も車から出てきた。
あれ?あの女性も若くない…。
やはり、日本は高齢化が進んでいるのか?
10時過ぎは、8時ごろから飲み始めた人たちの一次会が、終わるころだ。
金曜日ということもあって、飲み屋の前では、酔っ払いがたまっている。
大声を出している集団もいる。
サラリーマンは、ストレスがたまる。
俺は、そのまま、酔っ払いをよけて、歩いていく。
途中で、トイレに行きたくなったので、タワーレコードに入る。
渋谷のタワーレコードは、大きい。
フロアマップを見て、3Fにトイレがあるのを確認して、3Fまで、階段で昇っていく。
外の酔っ払いの大声に対して、店内は、非常に静かだ。
シーンとしているところで、トイレに入り、用をたす。
自分の音がすべて聞こえてくる。
不思議な気分だ。
なぜ、こんなに静かなんだ?
普通、CDやDVDを売っているようなところは、曲が流れているはずだが、何もかかっていない。
タワーレコードを出て、言われた場所に行く。
裏通りにあるはずだ。
さすがに、夜中なので、大通りからはずれると、人がいない。
探しながら、歩いていると、大声で、「おーい」と言われた。
また、酔っ払いか、と思い、そのまま、無視。
また、「おーい」と言われ、
ガンガンガンと大きな音がした。
ガードレールを蹴っている。
酔っ払いにカラまれるのは、嫌だなあ、と思いながら、
無視して、歩いていく。
歩いていたら、言われた場所を行き過ぎたらしい。
もう一度、戻る。
また、「おーい」という声が聞こえ、
手を拍手のようにたたく。
しょうがないので、酔っ払いの方を見ると、
展覧会に来ていた人だった。。。
知っている人だ。
俺がキョロキョロ、ウロウロしていたので、声を掛けてくれたのだ。
申し訳なかった…。
でも、呼びとめるために、ガードレールをガンガン蹴ったら、誰でも、酔っ払いだと思う。。。
呼びとめてくれた人に、
「こんばんは。」
と俺は言った。
「もう、終わるところだよ。ギリギリセーフだね」
と言われた。
急いで、中に入ると、帰る支度を全員していた。
カメラマンの人が来て、いつものように、笑顔で、
「来てくれたんだ。忙しいのに、悪いねえ。ありがとう」
と言った。
俺は、展示してある、写真を見た。
え???
とにかく圧倒される。
顔顔顔…。
世界の人の顔をアップで撮っているのだ。
すごい。1000枚は超えている。
顔のアップの写真が1000枚以上。
2000個以上の目が、自分を見ている感じだ。
「一言、感想書いてよ」
と言われて、ノートを渡された。
難しい。。。
どう感想を書けばいい?
とにかく、顔顔顔だ。
でも、このカメラマンの写真のすごさは、圧倒される感じなのだろう。
俺が人の顔を1000枚以上撮って、展示したら、気持ち悪い、と思われるのではないか?
このなんともいえないパワー。。。
これがプロなんだ、と思った。
指名されて、日本全国に写真を撮りに行くカメラマン。
俺は、すごく贅沢な体験をさせてもらった。
カメラマンに解説してもらいながら、写真を見る。
でも、解説なんていらない。
そういう写真だった。
風景の写真だったら、解説してもらったら、楽しいかもしれない。
「富士山を撮るために、3日間テントで寝て、最終日にやっと撮れたんです」
みたいな説明を聞いたら、いいかもしれない。
でも、違う。この写真は、そういうものではない。
心に伝わってくるような写真。。。
インドの子供の写真があった。
8歳ぐらいだと思う。
でも、その目にすごく力がある。希望とか、夢とかが、伝わってくる。
イランの女性は、すごく優しい顔だ。
包み込まれるような、感じだ。
しかし、そこに、なんか悲しさがある。
なんなのだ?
一枚の写真に、その人の性格が感じられる。
すべての写真が、その人の内面を表現している。
この圧倒される感じは、1000人以上の内面が表現されているからなのではないかと、思った。
たまたま、隣に座った人だったけど、
見かけは、大したことない人だけど、
フリーターみたいに見える人だけど、
人の心を動かすプロのカメラマン。
他人のできないことができる。
それがプロなんだ、それが才能なんだ、と思った。。。
このデジログへのコメント
素敵な出会いでしたね。
全ての人の内面を表した写真なんてスバラシイ☆
私も個展に行きたいデス。
いいですね~そういう出会い♪
> milkさん コメありがとうございます。次は、池袋でする、て言ってました。また、海外にも行くらしいです。
> ゆりあさん コメありがとうございます。プロは腕はもちろん、カメラや、レンズも違いますからね。やっぱりきれいに撮りますよね。
> yuriaさん コメありがとうございます。良い出会いでした。今度、モツ鍋を食べに行くことになりました。いろんな話を聞けると思います。
> モモさん コメありがとうございます。良い出会いでよかったです。お城の写真を今度、見せてもらおうと思っています。
> るい★るいさん コメありがとうございます。写真家として食べている人なので、やっぱりすごいです。
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