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プレステージ

2008年07月21日 01:35

クリストファー・ノーラン監督の「プレステージ」を1,2k月前にDVDで見たのですが、つい感想をアップしそこにましたので、今回アップします。
 舞台は19世紀も終わろうとするロンドン。そこで二人の奇術師がしのぎをけずって、お互いの地位をつぶそうと争うさまが描かれます。実際に、二人の対決は全くフェアではなく、危険ですらあります。
 ここで、冒頭に二人の師匠である老奇術師によるマジックの3要素が語られます。すなわち、プレッジとはタネも仕掛けもないことを客に見せることで、次にターンでその仕掛けを用いてパフォーマンスを見せます。そして、さらに驚くべきもうひとひねりが利いた結論を見せるのがプレステージなのです。
 ですから、プレステージという題名の通り、この映画も最後にひとひねりがあります。でも、その種の一つが世紀の大科学者テスラによる物質移動というのはちょっとひねりすぎなのでは?と思います。ちなみにテスラとは磁気の強さを示す単位として今でも使われていて、たとえば、医学に使われているMRIではその磁気の強さ(物理的には磁場の強さなのでしょうか?調べればわかりそうなものですが、手元に物理の本がありません。どなたか教えてください。)をあらわすのに、1.5T(テスラ)とかいう具合に使われています。
 スカーレット・ヨハンソンライバルの二人の奇術師のどちらにも言い寄る女性を演じていますが、役としては端役でしたね。
 うーん、すっきりしないすじでしたが、まあほどほどに楽しめました。

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