高崎観音

私の母校○○高校は高崎観音山の裾野にある、そこまで実家から赤城下ろしと言う、名物からっ風に向かって自転車を漕いで朝通った 帰りは追い風で楽に帰れた。

白線二本の帽子、学生服は詰め襟、履物は高下駄のホウバ、鞄は白の肩掛けかばん、自転車に乗るとペダルが歯に挟まって下りる時よく捻挫した。

男子高だから気取るところなく、青春を謳歌した、美術の3～4時間はスケッチブックと弁当を持って観音山に入り、将来の事に夢を馳せ女性にあこがれ、弁当食べスケッチは少しばかりであった。

部活はブラスバンドに入っていたので夏の合宿は学校の山側の護国寺であった。
秋の定期演奏会の為先輩が多数合宿に参加してくるから、いろんな指導教育を受けた。
中でも性教育は目を見張り この合宿で皆性に目覚め毎朝勃起させてパンツをごわごわにした。
これは、先輩が疲れてぐったり寝た一年生のチンチンにタマゴの白身を入れていくので朝はごわごわになり、そっとパンツ替えに行く後輩に おい おいどうした？と言う楽しみの一つであった。

後輩の山田かまちと言う二年で亡くなった画家の美術館も学校の近くにあり、山は高崎を一望出来るので、よく車で行くのです。

高崎は戦時中音楽家が疎開していて、その音楽家が 移動音楽教室と言う音楽会を山間の学校まで行って生の音楽を聴かせていたのが 映画「ここに泉あり」で有名になった。
これが今の群馬交響楽団の母体になった。
ブラスバンドでは私はクラリネットを吹き部長させてもらっていたので指揮をよくしていました。
先輩を入れて100人での演奏の指揮は今も忘れられない。

昨日は久しぶりに観音山に行き美術の時間によく食べた味噌おでんを食べてきた。