分身

役所での仕事は一言で言えば企画の仕事であった。
脆弱なエネルギー基盤の我が国にあって豊かで安定した生活を送るためには安定したエネルギーの確保が必要である。
第二次世界大戦もエネルギーの確保から始まったとも言える程エネルギー問題は重要である。
中でも我が国でのエネルギー消費の中で電気を作るために消費する量は鉄鋼部門、化学部門、ガソリン等燃料部門を遥かに越え全消費量の約40％が電気を作るために使われている。
その中で石油火力発電での消費量は半分もある、ＯＰＥＣが消費量に目を付けて値上げを言って来た時、我が国は原子力発電で火力発電をカバーして行くから石油はそれほど要らないと言って値上げを阻止していた頃があった。今はもうそんな抑止力は効かない世界になった。

そんな時の仕事はエネルギーの安定供給の必要性の観点から原子力発電所の円滑な立地推進を理解して貰うために、イベントやマスメディアへの公報、その素材作り、講演会等
幕張メッセでの物産展を開催したりした

その時の仲間が私の分身を作って来て、私がいない時飾っていたようである。
今は自分の家で隅っこに隠れているので、時折埃を払う為に出して上げている。
これがそっくりなんだよね。