離婚しました６～最低な正月～

つづき・・・


２００７年１２月２８日に
元嫁から「離婚」を宣告された。


俺も彼女も３０日まで仕事。

お互い師走の急がしさに追われ、
再度の話し合いをする時間もなく３１日の大晦日。

３０日の仕事が終わると彼女は実家に帰省した。
それは離婚話が出る前から聞いていたことだった。
俺も一緒に行く予定だったが置いていかれたんだよね。


前日までの仕事の疲れも残っていたが、
「さて・・・どうするか・・・」って感じ。

今日一日をどう過ごすか？
正月休みはどう過ごすか？

そして・・・今後の二人の関係はどうすれば・・・？

とりあえず一人で家に居るのが嫌だった。

少し前に誘われていた、
地元の先輩が経営している魚屋に手伝いに行った。

実は昔ここで俺も働いてたんだけどね。

ここは大晦日まで正月用の鮪・カニ・数の子・かまぼこ・・・
等を販売していて大盛況な店だ。

人手不足で忙しそうな従業員に大歓迎されてね。

なんか嬉しかったよ。

居場所が見つかったようでね・・・、一時でもさ。

本当に本当に忙しく。ここは。

ま、俺も手慣れたもんですぐに溶け込んだ。

こうして忙しく働いていれば嫌なことも忘れるしね。

あっという間に夕方。そして閉店。

閉店後、社長（先輩）にだけ今の状況を話した。
お祝いもしてもらってるしね。


そして他の従業員と共に帰宅する準備。

「良いお年を！」なんて決まりきった挨拶で別れるが、
俺は１００％良い新年を迎えられないことは確定じゃん。


家に帰り一人テレビを観ている。

親しい友人にだけ電話した。

予定を変更してまで付き合ってくれると言う
友人の嬉しい誘いだったが、丁重に断った。
そこまでしてもらうのは申し訳ないしね。


前日までの疲れとこの日の疲れ、ここ数日の心的疲労のため
いつのまにか寝てしまっていた。


目覚めれば新年。何もおめでたくない。

何の予定もないし気を紛らわせたいので、
足は自然とパチンコ屋に向かっていた。

夜は友人と飲みに。

次の日目覚めればまたパチンコ。そして夜はまた飲みに。

次の日も同じパターン。

どうしようもないね。俺は。

そう自覚していながらも現実逃避してしまう自分。


こんな正月の三ヶ日を過ごした俺も
さすがに４日目になると家でおとなしくしてた。

そして考えたよ。離婚のことをさ。

元嫁が言う離婚の理由もなんかね・・・
腑に落ちないことが多いし。

これまでの彼女の行動やらを考えると・・・・

俺の中の疑問がある確信へと変わっていた。

そしてメールを送った。

「本当の理由を教えてくれ」

とだけ。


続きは後日に・・・・