- 名前
- エンドウ
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- 年齢
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- 愛知
- 自己紹介
- 飲食店で激務の傍ら、休日は愛車と気ままなお出かけをすることが多かったのですが、最近は...
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モラルなんて役に立たねえ
2008年02月14日 23:32
自動車を必要とする生活をしていないために、僕の主な移動手段は自転車だ。
車はガソリンを食うが、自転車ならば自分が動力となるのでお金はかからないし排気ガスも出ない。ついでにいえば美容と軒昂の足しにもなる。パワーこそ自動車とは比較にならないものの、ちょっとした距離を移動するだけなら自転車は優れた乗り物だろう。
ただ、自転車はどこを通行すべきか。
当たり前のように歩道を走ってきた。そこを走れと教わった覚えはないのだが、恐らく誰もが歩道を走っていたのでそれに倣ったのだと思う。しかし、歩道というのは歩行者のために設けられた道であり、本来ならば自転車の通行する場所ではない。
国家公安委員会による交通の方法に関する教則では、「車道の左側、路側帯、自転車道、自転車歩道通行可の標識がある歩道」が自転車の通るところであると定めている。
自転車対歩行者の衝突事故は決して少なくない。車よりははるかに非力とはいえ、暴走気味に突っ込んでくる自転車は歩行者にとって十分な脅威である。教則に従って車道を走るのがマナーだ。しかし、それは日本の狭い道路事情の中で守り通せるものなんだろうか。
自動車2台がすれ違うことのできる中央分離帯のない車道を自転車で走っていた。
交通量は多く、左端にいる僕のすぐ脇を結構なスピードで何台もの車がパスしていく。巻き込まないように走っていてくれるとは思うが、ひやひやとする。
やがて前方に電柱が見えてくる。それを避けるためには車道の左端から少し中央へと寄らなければならない。安全を確認するために速度を落として後ろを確認しようとした瞬間、ミニバンと接触した。
損害は車のサイドドアが少しへこんだぐらいで、幸いにも僕は無事だった。ドライバーの過失だろうが、僕の後方確認の仕方にも問題があったかもしれない。まったく非がないとは言い切れないので謝った。謝ってしまったといったほうがいいかもしれない。
車を停めて降りてきたドライバーはまず僕の安否を尋ねた。そしてドアのへこみを見て何度も仕方ないよねと言っていた。ふむ、何が仕方ないのだろうか。
ドライバーの過失でありドアの傷は仕方がないのか、自転車が寄ってきたので事故が起こったのは仕方がないのか。揉め事が面倒だったのでつい謝ったのだが、思えば最初に心配こそされたものの、ドライバーから謝罪の言葉を聞いた覚えがない。ちくしょうめ。
しかし僕だって車を運転するときは、道の端をふらふらと走っている自転車を邪魔だと思ったりする。我が物顔で車道をぶっ飛ばしていくドライバーを尻目にしてああはなるまいと思うくせに、逆の立場になった途端に驕りだすのはなぜだろう。
一方的な憤慨は何か的を外している気がする。お互いに配慮し合えればいいんだろうが、とてもうまくいく気がしない。そうかといって現状に見合わない規則に従うのも癪だ。
まあ、そんなことがっちり考えなくても道は走れるんだけどなあ。
このデジログへのコメント
えりは配達中もプライベートでも歩道を走ってるよ。怪我がなくて何よりだけどお互い気を付けよう。
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