クリスマス・イブ

これまでブランドなんか興味なかった
デパートのアクセサリー売り場を見て歩いて
ショーケースを見つめてた
女店員に顔を見られると恥ずかしくて
ずっと下を向いて

以前それとなく聞いた指のサイズ
シルバーの組み合わせの指輪
彼女に指にさした様子を
目に浮かべて

４℃？　
なんて読むんだろう
リボンを結んだ小さな小箱を
手の中にして　店の名前を
知らなかった

クリスマス･イブの夜
彼女にその指輪を渡した
仕事が忙しいと言って
ビルの中へ消えていった

好きと言えずに
その指輪をはめた指を見ることもなく

しばらくして
４℃の読み方を知った

･･････・・・・・・・・・・・・・・・・・

クリスマス･イブ　　　　作詞作曲　山下　達郎


雨は夜更け過ぎに
雪へと変わるだろう
Silent night Holy night

きっと君は来ない
ひとりきりのクリスマス･イブ
Silent night Holy night

心深く　秘めた想い
叶えられそうもない

必ず今夜なら
言えそうな気がした
Silent night Holy night

まだ消え残る　君への想い
夜へと降り続く

街角にはクリスマス・トゥリー
銀色のきらめき
Silent night Holy night