- 名前
- ageha1221
- 性別
- ♀
- 年齢
- 40歳
- 住所
- 岩手
- 自己紹介
- ログはたいてい妄想、もしくは願望。 あと、少し、本当のことも。 コメントお願いします。
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別の話。そして半分、本当の話
2007年09月27日 15:13
奥さんと子供がいるのはわかってるけど、
一人の男性として好きだと思った。
基本的に、人のものを欲しがる性格ではない。
なのに、誰かのものだという認識すら薄らいでしまうほど、
彼は魅力的なんだと思う。
触れたい。
そう思ったときに、
我慢をすること。
たったそれだけのことが、
なんでこんなに苦痛なんだろう。
みんな帰った残業の中、
忘れ物をしたと、
彼は戻ってきた。
オフィス内に二人きり。
彼と仲がいい私は、
忘れ物をした彼をバカにした。
彼は、そんな私をからかいに、
デスクまでやってきた。
残業食の食べかけのサンドイッチを、
横取りすると、おいしそうにほおばった。
中学生みたいなやりとり。
でも、すごく嬉しくて、
私は笑顔を隠せない。
ニコニコして彼を見ていたら、
彼が、私の頭をくしゃくしゃとなでた。
顔が熱くなって、
赤くなったのを見られたくなくて、
うつむいた。
彼は、しゃがみこんで、
どうした?と言う顔で覗き込む。
近づいた。
それだけのこと。
彼が私の頭をなでた。
それだけのこと。
いつもの願望が頭を駆け巡る。
我慢ができなくなって、
しゃがんだ、彼のひざに手を置いた。
彼は乗せた私の手首をつかんで、
自分のほうに引き寄せた。
頭を撫でていた手は、
私の後頭部を引き寄せ、
私の唇を自分の唇に合わせた。
んっ!
驚いた拍子にイスから落ち、
彼の前にストンと座る格好になった。
なおも続くキスに、
意識が薄れていく。
このウラログへのコメント
貴女が感じている「心の苦痛」「欲している快楽」「好奇心」をとても感じる文章ですね。道案内しますよ。
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