趣味は読書、歯医者

ひと月ほど前から、歯科医に通っている。
左の奥歯の詰め物が取れていたのだが、放っておいたら、だんだん痛くなって来たので、昔通っていた歯科医に行った。
記録を見てもらうと、五年ぶりくらいらしく、確か治療の途中で、痛みがなくなったから、一方的に行くのをやめてしまっていたのだ。
診察初日に、歯科医は僕の歯石を見て、驚き呆れていた。
毎日、朝晩歯磨きしているのだが、磨き方が雑だったので、このような結果になったらしい。
それからひと月、前回大まかな歯石は取り除いたと思っていたら、昨日、「今日は左の下の奥歯を治療する」と言われ、麻酔をかけられ、歯石を取ること約50分。
歯茎の奥に溜まっている歯垢や歯石を取ったので、麻酔をしていても頭にキリキリ来るような痛みが、何度かあった。
予想外の大変な治療で、僕自身くたびれてしまったが、治療の後見せられた歯石は、思ったより小さくて、「あんなに大変な思いをしてこれだけなのか」と、内心では思っていた。
昔から、何でも簡単に考える傾向があり、軽率過ぎて酷い目に何度もあっている。
考えてみれば、昨日治療したのは、下の奥歯数本分だけである。
これから、全ての部分を治療するとなると、あと何回あの苦痛を味あわねばならないのか。
これは、大変である。
治療をサボっていたツケを、今、払っているようなものだが、払えるだけ良いのかもしれない。
手遅れだったということになった方が、何倍も大変である。