趣味は読書、顰蹙を承知で

松本人志が訴えを取り下げて、謝罪した。
僕の完全な憶測だが、最初否定せずに、「やりました、ごめんなさい」と言った方が良かったのでは、と思ってしまう。
結婚しているということもあるし、お笑い界のほぼ頂点にいたから、認めたくなかったのだろうが、長い時間をかけて、結局、うまく幕引き出来なかった。
かつて、ビートたけしがフライデーの記事に怒って、講談社を襲撃し、謹慎していた時期があった。
その頃、たけしの復帰を望む声は、非常に多かったが、松本の場合最初こそ大騒ぎだったが、あまりそのような声も聞かれない。
本人はお笑いをやりたいようだが、紳助みたいに引退して、悠々自適に暮らしたらどうだろう。
というのも、先日まで、落合博満の中日監督時代の本を読んでいて、レギュラー選手が怪我をして、試合に出られそうにないと言ってしまうと、休む代わりにレギュラーから外れることになるというのを読んだ。
落合監督にとって唯一無二の選手などいなくて、常に使える者しか頭にないのだ。
芸能界は側から見ても、厳しい世界。
席のある間に、その席を明け渡してはいけないのだ。
世間の風は、簡単に南から北へ変わるのだ。
なぜなら、このそこに責任などないのだから。