趣味は読書、カオスの青春前期

僕は、仕事帰りに、コンビニで酎ハイを飲んで、少し酔っている。
帰り道を歩きながら、ふと天地真理のことを思い出した。
まだ、小学館の学習雑誌を読んでいた頃、その雑誌(多分「小学6年生」)に天地真理が載っていて、更にテレビでも何度か見た。
具体的に恋をしたわけではないが、可愛いのはよく分かっていた。
その頃、初めて、月刊の「平凡」を買ったのだと思う。
それから、毎月ではないが、「平凡」からシフトして、「月刊明星」を買っていた。
三つ年上の従兄弟がいて、当時彼は熱烈な山口百恵ファンで、僕も山口百恵が好きだったのだが、何故かアグネス・チャンが好きだと言ってしまった。
同じアイドルが好きだとは、言いにくかったのだろう。
だったら、桜田淳子で良さそうなものだが、アグネスにと言ってしまったのだ。
まだ、夜8時以降に、僕にテレビ番組選択権は無く、父の見たい番組を家族で見る(或いは見ないで自分の部屋で過ごす)という時代で、父は歌番組が嫌いだったので、芸能界には僕はとても疎かった。
山口百恵以外を、ランダムに並べてみると、天地真理、岡田奈々、浅野ゆう子、片平なぎさ、木之内みどり、伊藤咲子、香坂みゆきなど。
キャンディーズ、ピンクレディー、松田聖子、中森明菜、小泉今日子などはまだまだ先の話、
夕方、東京ローカルでやっていた「銀座NOW」で太田裕美やダウンタウンブギウギバンドを見たのも、この頃。
アルコールが入って、何だか分からなくなったので、ここでやめる。
結局、何も知らなかったのだ。