イチゴをしるとせかいがへいわに！？

セキュリティー「イチゴお嬢様、ハッチャーズ（本屋さん）がいらっしゃいましたが」


イチゴ「お通ししてあげて」


セキュリティー「かしこまりました」




ぬっふっふ



ぬっふっふっふ



ぬっふっふっふっふっふ





注文してから、長いこと待ちわびた本が



やっとこさ、到着しました



ハッチャーズ「どちらにお運びしますか？」


イチゴ「ここにお願いするわ。ありがとう」


スチュワードからお駄賃を受け取り、去っていく本屋さん


台車で運ばれてきた大きな木箱を開け


待望の本たちが顔をのぞかせます



イチゴ「これは・・・ミアの読書の本と・・・これは日本のドリル（算数、国語）だね」


ミア「ありがとう！これ、欲しかったの」


イチゴ「これは・・・アンの専門書（宇宙鉱石など）ね」


アン「待ってました～」


イチゴ「おじいちゃんにいっぱいお礼言いなさいよ！」


アン「わかってますぅ～」


イチゴ「で、これ・・・は（偉人伝記、日本の算数・国語ドリル）」


エレノア「これ！私の！！」


イチゴ「はい、勉強しっかりとね」


エレノア「は～い」


イチゴ「で、こっちの・・・植物図鑑？」


リリー「それ、私！」


イチゴ「園芸でもするの？」


リリー「野草と薬効を調べてるの」


イチゴ「へぇ～」


イチゴ「さて、これ・・・は、と（基礎工学、基礎農学、英語文法（書法）」


マリア「私。ありがとう」


イチゴ「お礼はおじいちゃんに言いなさい。あとでみんなでお礼を言いにお部屋に行くからね」


マリア「もちろん！いっぱい感謝するから」



イチゴ「で、これが（童話全集、生き物図鑑、日本の国語・算数・理科ドリル）」


アリス「私ので～す」


イチゴ「いっぱいあるけど、読める？（童話全集）」


アリス「1つずつ読むの。これ、楽しみだったの」



そっかそっか



みんな、本やら図鑑やら大事にすることは良いことだし


何より我が家は「学問に本は不可欠。欲しい本はすぐに手に入れなさい※おじいちゃん言」がモットー



さて、今回は木箱が大きくて外に出すのも大変だな


くらいに思っていたらば



木箱、まだ重い（でも緩衝材しか入ってない）


まだ何かあるのか？と緩衝材をどかしてみると



出てくるのは「専門書」※宇宙、鉱石、重力と磁場、物理と宇宙物理



何の本ですか？



アン「私の～。今回、おじいちゃんにいっぱいお願いしたの」


お願いしたってアンタ、専門書は高いのばっかりで


この前買ったのだって、1冊で6500ポンド（98万円くらい）もしただろうがぁぁぁぁぁぁあ


アン「大丈夫、おじいちゃんは学ぶことに理解があるから」



まあ、しょうがねぇ



私もおじいちゃんの学問方針に共感してるから、逆らう気はねぇ（私の誇りのために言うが、決して、お金を払ってもらうからではない）


専門書をどかすと、一番下に入っていたのが



スパイファミリー（マンガ）×9冊


が


2部ずつ（片方が英語、片方が日本語）





イチゴ「これは、だれが買ったのかなぁ～？」


黙る一同


イチゴ「何でマンガを買ったのかなぁ～？」


答えない一同


イチゴ「誰のものでもないなら、返品しようかぁ～～～？」


アリス「あ、ダメ！・・・私の」


イチゴ「アリス、何でマンガを買ったの？マンガはいつも、別に買ってるでしょ？」


アリス「違うの。これ、みんなで読むの。だからブリティッシュ（英語のこと）とジャパニーズで買ったの」


イチゴ「だからって、黙って買ったらダメでしょ！」


アリス「ママには言うの、忘れちゃったの。ごめんなさい。おじいちゃんにはちゃんと言ったの」


イチゴ「（ジジイぃぃぃぃぃぃぃい！！！ま～た子どもたちを甘やかしやがってぇぇぇぇぇえ）※心の声」


イチゴ「そもそも、これはどういうマンガなの？（このマンガを読んだことない）人を殺したりするマンガは、まだ早いでしょ？」


アン「そんな大げさな展開はないって。本当、ちょっとだけ」


イチゴ「ちょっとは人殺すシーンがあるの？」


アン「絵的に、そんなグロくないから」


エレノア「ママ、あのね、アル（アリスのこと）はね、ママとは日本語のほうを読んで、おじいちゃんとは英語の方を読むって言ってたの。自分のためじゃないの。本当よ」


ミア「ママ、怒ってる？おじいちゃんはね、みんなで一緒にこれのアニメ観てて、それでね、マンガの話をアルがしたら”それはぜひ一緒に読みたいな”って楽しみにしてたの」



楽しみにしてるとあっちゃあ、叱るに叱れねぇ・・・



イチゴ「・・・しょうがない！今回だけだからね！次に同じ事したら、全員お尻ペンペンするからね！本気だからね！！！」


娘一同「イエッサー！！」



～30分後～




イチゴ「アーニャ可愛い～」※ちゃっかり読んでる


イチゴ「次、2巻」※しっかり読んでる


イチゴ「アーニャピーナッツがすき（モノマネ始める）」※どっしり読んでる




どハマリしました




人の事を言えない、イチゴママなのでした