- 名前
- イチゴちゃん
- 性別
- ♀
- 年齢
- 43歳
- 住所
- 茨城
- 自己紹介
- 嫌がらせを受けていたのでコメント返しませんが それでもいいという方仲良くしてください...
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振り返って~その7
2022年04月19日 13:09
その6からの続きです
フォークストンでマリアと私の入国手続きをし、そのまますぐ横の事務所で係員に教えられるがまま
車のナンバー手続き(EU圏から乗ってきた車両だと、数か月以内に手続きをしないと中古車としても販売出来ない)をして
そのまま自宅に向けレッツゴー
マリア「ねえ、もうブリテン?」
イチゴ「そう、ここはブリテン」
マリア「あなたのおうち、ここから遠い?」
イチゴ「そうでもないよ、2時間くらい」
マリア「どんなところ?郊外?」
イチゴ「ちょっと歩くと都市部で、うちが郊外みたいな感じ」
マリア「それってどんなの?」
イチゴ「着いたらわかるよ」
と、他愛のない話をして、まだまだ動き出したばかりの街をひたすら走行
途中、幾度となく二女アンと行ったレストランに立ち寄り、早めのランチ(安心しきって、お腹がすいた)
あまり遅くなって、おじいちゃんが心配するのも困るので
電話して現在地を告げると
おじいちゃん「もうそんな近くまで来ているのか!?入国する時間を言ってくれれば、フォークストンまで迎えに行ったのに」
イチゴ「ロンドンから向かうと、帰り道で疲れちゃうでしょ?もうちょっとでおうちに着くから待っててね」
おじいちゃん「もちろんだとも!無事を祈ってるよ」
と、今どこにいるを伝えるだけだというのに
延々と20分ほど長電話
電話を終え、食事を終え
車に乗り込み、向かうは我が家
マリア「ねえ、ロンドンブリッジは見える?」
イチゴ「それはもっと東」
マリア「ウェストミンスターは?」
イチゴ「それもここからもっと東」
マリア「ハイド公園は?」
イチゴ「それなら、右に見えてる」
マリア「ここ!?ここにピーターパンがいるの?」
私より詳しいな
マリア「本当のことを言うと、ウクライナじゃなくてブリテンに留学したかったの。お金がないから無理だったけど」
イチゴ「ウクライナは何で留学できたの?」
マリア「学校で成績が優秀だと、国が留学先をいくつか準備してくれるの。私は上位に入ったから無料で留学できたの」
イチゴ「へえ~」
マリア「でも、しばらく戻れないと思うから学校は諦めるわ」
イチゴ「何で諦めるの?ロンドンでも勉強はできるでしょ?」
マリア「生活しなきゃいけないから。お仕事を探すわ」
イチゴ「簡単に諦めたらダメだよ。おじいちゃんに相談してあげるから、勉強できるときにしておきなさい」
マリア「でも、生活しないといけないでしょ?」
イチゴ「それも相談しておくから。若いうちに勉強して、お仕事するようになったら少しずつ受けた恩を返せばいいでしょ?」
マリア「本当?」
イチゴ「本当。ちゃんと話をしておくから、学ぶことを止めたらダメ」
ま、若いうちに学んだ方が良いことは、世の中たくさんありますのでね
勉強できるうちにしておけぃ
という気持ちです
雑踏の喧騒を超え、木々がそびえ立つ下を走り抜け
我が家のゲート前に停車
屈強な肉体のSPが3名、少し遠くから利き手を隠し(常時警戒中なので、警棒などの武器を持ってます)
ゆっくり近づいてくる
イチゴ「帰ってきたよ~!」
SP「お嬢様!?お帰りなさいませ!おい、マネージャー(SPリーダー、ボブのこと)に連絡しろ!」
SP「さあ、お嬢様。今すぐにゲートを開けます。おい!早く開けろ!!」
マリア「・・・あなたって、何者?」
イチゴ「お姫様」
マリア「本当!?」
イチゴ「そう見えない?」
マリア「見えるけど、今までそんな人は見たことないもの」
そうこうしてる間に、ゲートが開き
ブーンと車を走らせる私
少し走り、おうちの入り口が見えたころ
玄関の扉が開き、ダッシュしてくる人がちらほら
我が家の元気娘が、競ってダッシュしてくれてました
エレノア「ママ~!!お帰りなさい!」
アリス「お帰りなさい!!」
アン「早かったじゃない!長旅は疲れた?」
ミア「ママ!これ(車の事)どうしたの?拾ったの?」
リリー「お帰りママ」
マリア「あなた、こんなに子どもがいるの!?」
イチゴ「そう。5人いるよ」
マリア「・・・そんな風に見えない(ロシアでは、子だくさんの母親は身体が大きいことが多いそうです)」
少し遅れて、おじいちゃんがスチュワードたちとボブを従えてお出迎え
おじいちゃん「イチゴ!よく無事で戻ってきてくれた!!」
イチゴ「遠かったよ~」
おじいちゃん「そうだろうとも。さあ、おうちに入って休もう」
イチゴ「は~い。荷物がこっちにあるから」
おじいちゃん「そうかそうか、どれ、荷物も運んでしまおう。おい!(部下を呼ぶ声)」
声に反応するがごとく、スタッフがゾロゾロと出てきて
私たちの荷物を運び、車に乗り込み移動させ
それに慣れてる私たちは、当たり前のようにおうちの中へ
そして、初めて見る光景にマリアは硬直
マリア「あなたって、本当にお姫様なの?」
イチゴ「そうだよ」
マリア「・・・」
イチゴ「どうしたの?」
マリア「だって、荷物を持ってく人がいて、車は別の人がどこかへ持って行って
それであなたは子どもが5人でしょ。何が起きてるかわからない!」
(ものすごく色々が重なってパニックを起こしてる模様)
マリア「ここ、お城?」
イチゴ「ただの家」
マリア「私の家が20くらい集まっても、まだ足りないわ」
マリア「横は公園?」
イチゴ「庭」
マリア「・・・(絶句)」
イチゴ「色々と驚くのはそれくらいにしておいて。まずは家主とみんなに挨拶しなさい」
色んな出来事に衝撃を受けながらも
我が家に無事、たどり着いたマリア
とりあえず振り返りは終了です
長々と続きましたが、拝読いただきありがとうございました
今は毎日、郊外でのんびりしておりまする~
このウラログへのコメント
よもやマリアさん、お嬢さんたちが
イチゴさんの実子と勘違いしているのでは汗
いわゆる養子だと伝えたほうがいいかも。
子沢山=ど庶民というイメージもあって
パニックなのでしょうね汗
お疲れ様でした!
おかえりなさい!
やっと言えました笑
たぶん文章からは想像もできない恐怖もあったのでしようね。
ですかまずは無事でなによりですよね。
大冒険でしたね。
書籍化希望します
無事帰宅!
お帰り!お疲れ様でした^_^
取り敢えず、ゆっくり休んで下さい^_^
いやぁ〜面白かった。
これが小説でなく事実だと家のがすごいよ。マリアがどんな風に家に馴染んでいくのか番外編書いてくれたら嬉しいな^_^
本当にお疲れ様でした…!
長々お疲れ様でした
これからのマリアさんの成長が楽しみですね!
それにしても素敵な所ですね
やっぱり富豪は住む世界が違いますね
おかえりなさい
お疲れ様でした
長旅お疲れさまでした。
無事に帰宅出来て良かったです。
イチゴちゃんsanと窓から見える風景の画像、まるで絵画のようですね。
イイ女は絵になります
大冒険お疲れ様でした!
いつもと同様、とっても楽しく拝読しました。
もう落ち着いたかな。日常をつづったログも楽しみにしていますね。
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