- 名前
- イチゴちゃん
- 性別
- ♀
- 年齢
- 43歳
- 住所
- 茨城
- 自己紹介
- 嫌がらせを受けていたのでコメント返しませんが それでもいいという方仲良くしてください...
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振り返って~その2
2022年04月06日 18:13
ではでは、その1からの続きでございます
とりあえず保護することに決めたマリアでしたが
ポーランドでも数日を費やしましたので
そのときの話をしていきたいと思います
3月3日、マリアを一時保護する。マリアが25日の朝にキーヴを出てから、電車に揺られ途中で降ろされを繰り返し
やっとプシェミシルに到着するまでの間、水は買うことが出来たが食事はほとんど手に入らず(行く先々で調理済みの食料品は売り切れていたそう)
何度か、ボランティアの配るお菓子や飲み物を口にして過ごす。
同日昼、3家族の食事を配り終え、マリアと2人で食事をする。温かい食べ物自体が久々だったそうで、ものすごく泣く。
食事後、おじいちゃんに連絡を取り飛行機の手配をお願いする。チケットはほとんど手に入らない状況だそうで、どんなに手を回してもなかなか良い情報が得られず。
チケットが無い状態で空港に移動するのは危険なため、本日は移動しないことを決める。
・翌4日、朝からおじいちゃんに電話をかけ、チケットの状況を確認する。
まだ空席がない状態、窓の外はおそらくウクライナからの避難民であろう人々が多く歩いている。
3家族に連絡し、家から出ないように話す。家に1人置いておくわけにもいかず、マリアを乗せマーケットへ食料品を買いに出かける。
簡易的なものどころか、全体的に食料品が少ない。遠方のマーケットを検索し、車で遠出して購入する。
翌日も同じ動きにならないよう、3日分の3家族分食料を準備。揉めるのが怖いのでマーケット5件をめぐり買いそろえる。
1日が買い物で終わってしまった。
・5日、早朝に電話が鳴る。チケットが取れた(が、デンマーク経由の乗り継ぎ)の連絡が入る。
すぐさま3家族に伝える。飛行機は7日の朝の便。
焦っても仕方がないので、タクシーをひろって3家族+マリアを連れお出かけ。
タクシーの運ちゃんに聞いて、CHガレリアというショッピングモールがあるというのでそこへ行き、おじいちゃんから預かったお金で
全員の服、靴、その他バッグ等々を買う。
・6日、子どもたちが電話をしてくる。私がしばらくいないので寂しがった様子。
それと同時に、飛行機のチケットが20人分(3家族分)しか取れなかったことを伝えられる。
(私の分とマリアの分がどうしても取れなかった)
電話の向こうでおじいちゃんがものすごく謝るが、おじいちゃんの飛行機を飛ばすわけもいかず
(事前にフライト申告等が必要なエリアがあるそうです)
私たちは当初、フィンランド~ニューヨーク経由の飛行機に3件空きがあると言われたが
私はともかくマリアが辛いだろうと思い、悩みに悩んでおじいちゃんに告げる
~電話回想~
イチゴ「おじいちゃん、こっちから車で帰る。1台買ってもいい?」
おじいちゃん「そりゃ、もちろんだとも!だが、陸路は時間がかかるんだぞ?イチゴは大丈夫なのかね?」
イチゴ「大丈夫。体力と笑顔はいつも余ってるよ」
おじいちゃん「わかった。車はとにかく速くて、いやいかん!とにかくタフで安全なものを手に入れておくれ。
販売店が決まったら、すぐに連絡しなさい。マクラーレンでもジャガーでも、何でも構わんのだからな」
(おじいちゃんの中では新車を買うことを想定している模様)
飛行機に乗るために、夜中に移動するしかないので(チケットは7日早朝※ポーランド時間※)
タクシーを2台確保する。夜10時移動開始
・7日、4時前くらいに空港に到着する。日本と違って夜中でも空港内は人が多い。
カウンターで尋ねると、受付には少々時間が早いというので全員で食事をする。
安堵の表情を浮かべ、ほっとする大人たち。眠たいが滅多に来ない空港(しかも当人たちにとっては外国)に興奮気味の子どもたち。
お土産のコーナーにぬいぐるみが販売されている。子どもたちが興味を示す。
好きなものを選ばせ、買う。
子どもたち、ものすごく喜ぶ。
時間が来て、カウンターで3家族20人が受け付けをする(搭乗ではない、ただの荷物預けや座席および本人確認)
搭乗案内を受け、緊張の糸が切れたのか、大人たちが涙を流す
みんなからものすごく感謝をされるが
イチゴ「ヒースローに着いて、おじいちゃんに会うまでは気を抜いたらダメ」
とみんなに言い聞かす
(ポツポツと難民相手の詐欺がポーランドで騒がれていたので)
搭乗時間が近づき、マリアと2人で3家族を見送る
またロンドンで会うのがわかってるはずなのに、何度も何度も「アジア式あいさつ」※両手を合わせて何度も深く頭を下げる※
を私たちにしてくる
英語が話せるのが、おじいちゃんの元同僚の3人くらいで
あとは簡単な単語程度しか英語がわからないからこその、
日本人(アジア人)の私に対する、彼らなりの最大限の敬意を示してくれたわけでございます
3家族を見送り、空港を後にする
空港近くのレンタカー店で、車を返却する
スマホで車屋を検索してみるが、いまいち分からず
タクシーを拾い、運ちゃんに尋ねる
「だったら、開店には早いがいい店がある」
と、教えてくれたお店へ移動
まだ時間が早いのでゲートは開いてないが、車は外から眺められる
日本と違って、値札が小さいので金額が見えにくい
あれこれと見てると、お店の横から男性が出てきて私に話しかけてくる
英語で返すと「僕はブレグジットまでロンドンで働いてたよ。今は親父の店を手伝ってる」
と、なかなか流暢な英語が返ってくる
ロンドンまで行きたい、頑丈な車が欲しい、と伝えると
「だったら、これなんかどうだい?」
と、薦められたのがアウディQ2(中古)
そこまでデカくもないし、後ろのシートを倒せば寝られそうだし
これに決定
おじいちゃんに電話すると、まだ寝てる時間のはずなのに既に起床
(私からの”ここのお店で車を買うよ”の連絡がないので、心配であまり眠れなかったそう)
イチゴ「おじいちゃん、頑丈な車が見つかったの」
おじいちゃん「そうかそうか、それにしなさい」
イチゴ「それでね、価格なんだけど・・・」
おじいちゃん「いくらだってかまわないぞ。イチゴ、売り主に電話をかわってくれ」
イチゴ「わかった、相手は英語を話せる人だよ」
おじいちゃん「そうか、それは良かった」
~電話で商談~
無事、車購入
荷物を載せ、まずはドイツを目指す
隣でショボーンと座席に身体を預け、非常に静かなマリア
ここからは、非常に心配性のマリアと能天気なイチゴの会話がメインです
イチゴ「ねえ、せっかくのロングドライブなんだから景色でも楽しんだら?」
マリア「あなたは不安じゃないの?」
イチゴ「何が不安なの?」
マリア「だって、国境を越えるんでしょ?嫌がらせとかされるかもしれないし
もしかしたら強制で戻されるかもしれない」
イチゴ「大丈夫、不安にならないの」
マリア「あなたはこういう事に慣れてるの?」
(トラブルに巻き込まれることが多いの?の意味)
イチゴ「どうにか出来ると思えば、どうにか出来るものだよ」
マリア「・・・怖いわ」
イチゴ「う~ん・・・よし!服でも買うか!!」
マリア「えっ?」
イチゴ「あなたの服、けっこう汚れてるからね。綺麗な服でも買って、綺麗に着飾って、旅行者になればいいのさ」
マリア「お金、ないもん」
イチゴ「任せとけ!!私が買ってあげる」
マリア「いいの?」
イチゴ「おしゃれな服、着たいでしょ?」
マリア「着たい!」
イチゴ「よろしい!では、どこかの服屋さんに行こう!!」
マリア「あの・・・ありがとう」
イチゴ「どうした?」
マリア「モスクヴァでもほとんど服は買えなかったの」
イチゴ「おしゃれしたい年ごろだもんね。好きなだけ買いなさい」
マリア「そんなにたくさんいらないわ。でも・・・」
イチゴ「”でも”何?」
マリア「ポーランドで1着、次のドイツで1着買ってもいい?」
イチゴ「国単位でおしゃれを替えるってこと?頭いいね!」
マリア「だめ?」
イチゴ「あなたの思うようにしなさい」
マリア「ありがとう!あなたってとても良い人ね」
イチゴ「よく他人に言われる」
緊張が解けて、色々と話しながら景色を楽しむマリア
マリア「ねえ、ここはまだポーランド?」
イチゴ「多分そう。国境でパスポート見せてないでしょ?」
マリア「そういえばそうね」
テンションが上がってきたのか、笑顔が増えるマリア
途中で見つけたショッピングモールに寄り、服を物色
言葉は通じないけど、身振り手振りと笑顔でどうにかなるのは万国共通
買い物を終え、食事を済ませ、車に戻る2人
何があるかわからないので、水と簡易食事の代用としてスナック菓子やチョコレートを常備
(未開封で少数であれば、おそらく国境を越えるときでも問題視されません)
しばらく、スマホの示すまま走行
ふとメーターに目をやると、そろそろ給油が必要となるライン
日本と違って、どれがガソリンスタンドかわかりにくいので
スマホで検索し、最寄のスタンドへ
辺ぴな道を通り、映画に出て来そうなスタンドで給油
ここで物語は少しの変化が訪れます
続きは後ほど
このウラログへのコメント
まだ序盤なのにすでに大冒険。
ポップコーン準備しつつ、
続きを楽しみにしてます。
続きは続きは・・・ドキドキ
うんー。続きがたのしみです!
お金があって度胸が有れば怖い者なしだね!
それにしても何十時間のロングドライブ!
どんな展開があるのか、ハラハラドキだなぁ!
特殊なご趣味ですね
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