- 名前
- 松田文学男爵
- 性別
- ♂
- 年齢
- 60歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 君はきっと、 僕のことが好きなんだろう。 そんな君を前にすると、僕も君のことが好きな...
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娘が3歳位の時、中古で大き目の車を買いました。
2021年09月10日 22:41
娘が3歳位の時、中古で大き目の車を買いました。
私も娘も大喜びで、大きな車を楽しんでいました。
しかし数週間した頃、娘が車に乗り込もうとした時に急に大泣き。
「どうしたの?」と聞くと、「お兄ちゃんが怒ってる」と言う。
「どこにもお兄ちゃんなんていないよ?」
「そこに座ってるお兄ちゃんが睨んでる」と、誰も乗っていない最後部座席を指差しました。
ぞっとする私でしたが、2列目に娘をだっこして乗り込み、「大丈夫だからね」と言うと、
「うん。もう怒ってないみたい」と。
それから、何度か車に乗ることを拒否するような事がありました。
そのお兄ちゃんは『いる時』と『いない時』があり、
いても『笑っている時』と『怒っている時』があるようでした。
ある日、その当時住んでいたマンションでくつろいでいた時、
娘が急に「こないでえええ」とガン泣きし始まった。
「どうしたの?」と聞くと、「車のお兄ちゃんが家に来る」と言うのです。
聞いた私も怖くなりましたが、娘を宥めなくてはと思い、
「ここはおうちだから大丈夫だからね」と言い聞かせましたが、
娘は「もう玄関まできたよお!怖い!怒ってる!入ってこようとしてるよおおおお!」と暴れる程大泣きしました。
正直、私もガクブルでしたが、
玄関に向かって「こら!いい加減にしなさい!入ってくるなあ!」と叫びました。
正直、涙ちょちょぎれてました。
閉まっている玄関を見て大泣きする娘を抱きしめて、「大丈夫だから!ママが守るから!」と震えていました。
元々「天井の隅におばあちゃんがいる」「今日はおじちゃんがきてる」と、視えるらしい娘でしたが、
そのお兄ちゃんへの怖がりようは、半端ありませんでした。
家にあった塩を玄関にまき、威嚇するように大きな声で「入ってくるな!娘を泣かすな!」と叫び続けました。
玄関から遠い部屋で娘を抱きかかえ、主人の帰宅を待ちました。
1時間もすると、「もう帰ったみたい」と娘が言いまして、ほっとして涙が出ました。
親戚の紹介で視える方に相談したところ、その車にはお兄ちゃん(小学高学年くらい)が乗っているとの事。
そして、幼い娘と一緒に遊びたいと思っているらしい事。
毎日一緒に遊びたいのに、何故車にこないのだと怒っているとの事。
マンションの部屋まで来た事は、少し警戒しなくてはいけないので、盛り塩をするように。
それから、車に可愛らしいお人形でも乗せるといいと言われました。
言われた通り実行し、1ヶ月もした頃には娘も普通に車に乗り込めるようになり、
お兄ちゃんの事を口に出さなくなりました。
以上です。
当時はものすごく怖くて、とにかく必死だった記憶があります。
マンション玄関まで来たのはその一回だけですが、「近くまで来てる!」と怖がった事は数回ありました。
今、娘は6歳になり、もう視えてはいないようです。お兄ちゃんの記憶もありません。
その車には今でも乗っているのですが、そのお兄ちゃんが乗っていた最後部座席に、娘とその弟が乗っています。
聞いてみても全く記憶が無いそうです。
私の従姉妹の娘も、5歳位まで視えていました。
成長とともに視えなくなるようですね。
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