- 名前
- 松田文学男爵
- 性別
- ♂
- 年齢
- 60歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 君はきっと、 僕のことが好きなんだろう。 そんな君を前にすると、僕も君のことが好きな...
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学生時代、事故物件の部屋と知らずに入居したアパートでの恐怖体験。
2021年09月14日 23:42
学生時代、事故物件の部屋と知らずに入居したアパートでの恐怖体験。
そこはトイレが別になってて
ちゃんと洗い場のあるお風呂に入れそうなのが気に入って決めた物件だった。
周辺より家賃が安いどころか、1DKなのに風呂とトイレが別になってるぶん
少し高かったと記憶している。
だからまさかこの部屋で人が死んだなんて全く思わなかった。
最初におかしいなと思ったのは、帰宅した時に玄関に揃えておいたスニーカーが
バラバラになってたこと。
出掛ける時に蹴飛ばした覚えがないから、留守中に誰か侵入したのかと本気で疑った。
それで出掛ける時に、何かで読んだトラップ、
ドアの上に小さなティッシュを挟んで出掛けるようにしたが
それから半月ぐらい経って、ティッシュはそのままなのに
スニーカーの片方が台所の方に放り投げられていた。
そんな事があっても、オカルト的なことは全く頭になくて
ただただ侵入者がいる!と思ってビビった。
管理会社は入居時に鍵は交換してあるって言ったけど信用できなくて
退去時に戻すことを条件に許可を貰って自分で新たに交換した。
新しい鍵は誰にも渡さなかった。
にも関わらず、いつもスイッチ面を上にして置いてあるリモコンが裏返しになってたり
部屋の中でハンガーに掛けて等間隔に干してあったタオルが、隅っこで纏まってたり
机上にちゃんと閉じて置いてあった参考書が、畳の上で広がってたり
とにかく地味だがおかしなことが続いた。
さすがにもしやこれって・・・?って思ったものの、特に害があるような事でもないし
週に1回あるかないかの頻度だったから、
気にしないのが一番だな!とスルーを決め込むことにしたんだが、
ある時、風呂で湯船に浸かってウトウトしてて、そろそろ出ようか~と目を開けたら
ゆらゆらと揺れる水面に、男が立ってる姿が映った。
びっくりして顔を上げたら誰もいなかった。
うわああああああ!!って悲鳴あげて風呂から出て、携帯と財布だけ持って部屋を出た。
近くのコンビニで友人に電話してその日の晩は泊めて貰った。
それからはもうアパートに戻れなくて、
友達のアパートに引っ越し、家賃折半で住まわせてもらった。
その後あれこれ調べて行ったら、大学にその近くに住んでる人がいて、知ってた。
もう何年も前だったらしいけど、単身赴任の定年間近の男が風呂で死んでたらしい。
俺が見た男は一瞬だったけど、笹野高史にそっくりで
(本当に顔が似てたかどうかわからないけど、佇まいというか雰囲気と言うか、そっくり)
モニタリングで出てくると思いだしてゾッとするので見られない。
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