Ｌａ Ｐｒｉｇｉｏｎｉａ私の好きな物 深夜にひっそり

その女を見たのは　これが始めてではない

街中で　しょっちゅう　その　めくれ上がったくちびるを　見た



















俺は　その頃　特高の刑事で　共産党の一斉摘発を狙っていた



















昭和５年

与党代議士刺殺事件

こんな形で　彼女に出会えるとは　幸運のひとつだと　思った　



















取調室



















プロレタリア文学を書く女

この時代　これだけで　充分　罪になる



















彼女は　拷問の心得を　知らなかった



















俺の　精神と肉体は　嬉しさで　悲鳴をあげた



















そして　彼女の　歯を　抜いた



















しかし　突然の釈放



















出血多量　頭部強打　意識混濁



















俺は　病院という病院を　ひたすら当たったが　彼女は見つからない



















今　ここに　あるのは　彼女の歯



















滑らかで　白く　美しい



















彼女の一部だと思うと



















なんとなく



















口に　含みたくなり



















しばらく　舌で　弄び



















飲み込んだ



















ああ　神が　この世に在るならば



















この　感情の意味が分かるよう



















今一度



















逢わせて欲しい



















誰かを　欲するって　どういう事なんだろうね？

答えなんか出す気ないけれど　ふと思った


うふふのふ☆

またまた深夜の独り言

コレもまたアタクシの好きな世界感

昭和の　それもアタクシが生まれるずっと前の風景って　惹かれるんだよね

そして　この前見た夢を　なんとなくカタチにしてみました


この　特別高等警察官の彼は　アタクシの分身

ああああ　コワ！（笑）

でも　想像するのは自由だもん☆


あ　後　例の中学生日記は　気が向いたら公開します。。。

だって勇気がでないんだもん（笑）



画像はアタクシの大好きな　美しすぎるナスターシャ・キンスキー