- 名前
- るりいろ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 53歳
- 住所
- 群馬
- 自己紹介
- 猫に引っかかれて脚が傷だらけなんです それでもよろしければ。 乗るのも乗られるのも好...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
るり子の処女性(3)
2018年10月07日 00:36
(いいお天気、、、)
(もう3月だなぁ)
私は窓に近寄り大きく開けた。
初春の空気はまだ冷たかったが、午後の光は眩しくて私は顔を顰めた。
校庭には運動部に所属している生徒たちがいて、用具を出したり、準備運動をしたりしていた。
サッカーのユニホームを着た1、2年生たちがドリブル練習を始めた時、黒のジャージを着た男子が声をかけながら走っていくのが見えた。上級生だろうか。
(あ、珍しい)
よく知っている別のクラスの男子だった。
もう部活は引退しているはずだが、受験勉強の気晴らし?
(かとうくん)
私は気持ちが弾むのを感じながら彼の姿を目で追った。
飄々としていて、明るくて、でも二人だけで話すと少し皮肉屋で、みんなに好かれてる。勉強も、そんなにやっていない様子なのに学年ではいつも上位だった。
同じクラスになったことはなかったが、偶然同じマンションに住んでいて登下校でよく顔をあわせる彼とは自然と話をするようになり、気がつけば「結構好き」な相手になっていた。
別のクラスには彼のことを1年生の頃から好きだという女生徒がいて、時々一緒に帰宅する私のことを激しくライバル視しているらしい。
昨日も廊下ですれ違いざま睨みつけられてしまった。
でも、と私は思う。
(片思いも悪くない)
(こうして眺めているだけでもわりと満足なんだけど)
「それにあの人だって、、、」
無意識に声を出していたらしい。
「あの人ってだぁれだ~?笑」
背中から抱きついて来たのは友達のカナエだった。
抱きつきながら胸を揉む。まぁ女子高生ならありがち。
「お、サッカー部。あいつらサルだねw」
カナエは男子に厳しい。
「ねぇほら、今日 加藤くんいるの。珍しい。受験もう終わったのかな」
私が指さすと、カナエはフン、と笑いながら
「アイツ前期ダメだったからもうヤケクソなんじゃなーい?」
とまた辛辣なことを言う。
そんなカナエは学年で一番と言われるくらいの美人で医者の娘だ。
そしてマゾヒストのレズビアンだった。これはもちろん私しか知らない。
カナエは男を激しく憎んでいて、女子大生の恋人がいて、時々男に(それも時には複数に)抱かれているらしい。
平気なの?と聞くと「すっごい嫌で、すっごい興奮する」と真顔で教えてくれた。
彼女には高校に入学したばかりの頃に一度襲われそうになったことがある。
体育の授業後に当番で用具を片付けている時にマットに突き飛ばされて唇を奪われた上に、下着に手を突っ込まれたのだ。
それでも、怯えも騒ぎもせず、拒絶も興奮もしなかった私から彼女はすぐに離れてゴメンネ、と美しく笑った。
「もしかしたら女の子好きかもって思ったけど、違ったね。同じ趣味の子かと思ったの。でもあなたタイプだよ」
これが彼女の自己紹介だった。
それから仲良くなった。
お互いの性癖を話せる唯一の友達だ。主に私が聞き役だけど。
カナエは3代続く大病院の一人娘なので、彼女の父親は娘の医学部進学が失敗したときのための跡取り、すなわち娘婿をすでに準備しているらしい。
父親の大学同窓生の次男坊で医学部6年生だそうだ。
結婚なんかして大丈夫なの?と心配する私に顔を寄せてカナエは
「気持ち悪くてゾクゾクしちゃうよね?」
とニヤニヤ笑って言った。本当に変態だ。
そんなことを言う一方で、
「でも男に私の病院で大きな顔されたくないから、私の方が絶対にいい大学に行って優秀で評判が良い医師になる」
と、ガツガツ勉強し本当に一番良いところへ入ってしまった。
色々とタフな女の子なのである。
カナエと話していると、学食でランチして来たクラスメイトたちがガヤガヤと戻って来た。
「二人して校庭見て何してるの?」
「あー!あれC組の加藤じゃん」
「ほんとだ、ほんとだ。るり子~ 加藤くん見てたんでしょ」
「ねぇねぇ、るり子、加藤くんとエッチしたって噂ホント?」
「えーだってるり子なんかやたらと色っぽくなったじゃん、受験生なのにぃ」
「化学の近藤先生なんかるり子のことものすごい目で見てたよ」
「キャー!!近藤ヘンタイ!」
そして、るり子気をつけなよ~とてんでに言いながらまた教室を出て行った。
彼女たちの話を微笑みながら聞いていたカナエは、今度は怪しく笑って
「るり子、まだ処女だよね。私わかる」
「でも、男を知らないっていうのは嘘だよね?」
と言って来た。
「どうしてそう思うの?」
と聞くと、
「だって時々、すごくエッチなこと考えて今ビチョビチョに濡れてます、って顔してるもん」
なんて言われ、私は顔を赤くしてしまった。
でもカナエはそれ以上聞いてこない。
だから、言いそびれてしまった。
多分もうすぐ処女じゃなくなるってことを。
カナエと別れて電車で帰る道すがら、私は少し前の男との逢瀬を思い出していた。
その日は、受験も済んでいつもより穏やかな気持だった。
そして、これまでと同じように指やオモチャや舌で何度もイカされ、口には大きくなったペニスを咥えさせられ、精子を飲まされた。
男の全てが欲しかった。
なのに、一向にその先に進んでくれないことに心も体も激しく焦れて、思わず泣いてしまったのだった。
気持ちよかったし、泣くほどのことではなかったのに、と家に帰る前に立ち寄ったスタバでラテを飲みながら不思議に感じた。
シクシクと泣いている私を見てあの人は困った顔をしていた。
ペニスも脚の間で萎れていた。
(そういえば困った顔って初めて見たかも)
私はその時の男の顔を思い出し、少し愛おしく感じた。
その後、いつもより気まずい雰囲気で別れる時に男はぽつりと
「わかった」
と言った。
次、きっと男は私を抱くだろう。
私は体の奥がふるふると震えるのを感じて陶然となった。
***********************
デートは(デートと呼ぶのもおかしい気がするが他に言いようがない)は卒業式の次の日に決まった。
(処女も卒業、ね)
と私は一人でクスリと笑った。
そしてその日が来た。
私は暫しの春休みを満喫し、盛大に寝坊をして昼過ぎに起きた。
両親は共働きだから昼間の家は静かだ。
シャワーを浴びようかと思ったが、思い直して浴槽に湯をはりのんびりと浸かった。
下着は迷わず以前男が褒めてくれたものにした。
いつもの待ち合わせ場所には男の方が先に来ていて、私を見つけると笑いながら近づいて来た。
何か吹っ切ったような明るい顔を見て、私も微笑んだ。
「じゃあ行こうか」
男はそう言うと私の手を握って足早にホテルへと向かった。
歩きながら
「4月からは大学生だから、こうして一緒に歩いていても平気だね」
「コート着ていても制服はやっぱり緊張するよ」
などと軽口をたたく。いつもはどちらかというと無口な人なのに。
やっぱり緊張しているのかな?と思っていると
「緊張してる?」
と逆に顔を覗き込まれた。
黙っているからそう見えたんだろうか?
私は
「だいじょうぶ」
と笑って男の腕に自分の腕を絡めた。
男は意識して選んだのか?ホテルも部屋も最初の時と同じだった。
キスをしながら
(あの時みたい)
と思ったが、あの日とは違って目の前の男が私の身体をどんな風にしてくれるのかを私は既に知っていたし、そのことを想像して下着を濡らした。
「ねぇ、今日、なんかもうダメなの」
男にしがみつきながら甘えると、男は私のスカートと下着だけを脱がせ、跪いて脚の間に口をつけた。
「アッ アアンッ」
この舌をよく知っている、と思った。
よく知っている、とっても気持ちがいいことをしてくれる舌。
私のこともたくさん知っている淫らな舌。
「あぁぁ 気持ちいい、、、すき もっとして」
私は腰を突き出して男に甘えた。
男はいつも以上に優しく念入りで、気持ちよくて私は何も考えられなくなった。
気がつくとベッドに寝かされ、手足を縛られていた。
「今日は最後までするけど、その前にるり子をたくさん気持ちよくしてあげる」
男の言葉が終わらないうちに、ローターのスッチが入れられ、乳首を吸われ、私の身体は大きくのけぞった。
「いやぁぁぁぁぁ ああん あぁ あっ あぁもうっ」
男の匂いや体温は私によく馴染んでいて、安心して身を任せられた。
何度昇りつめても、キリがなかった。。。。
「舐めてくれる?」
目の前に突き出されたそれを私は頬張り、唾液と舌を絡め念入りに愛撫した。
もう少しでコレに貫かれるのかと思うとクラクラした。
実際少しフラついたのだろう。
「るり子大丈夫?」
男は私の口からペニスを引き抜き私を気遣った。
「うん、なんか、これが入ってくるって思ったら嬉しくなっちゃって」
私が照れて答えると、男は何かを堪えるように一瞬目を閉じ、次の瞬間私の片足を抱きかかえると、中心にあてがったソレをゆっくりと私に挿れた。
「うぅぅ」
痛かった。
目を閉じて堪える私に男は声をかけた。
「るり子、目を開けて、私を見なさい」
目を開けると男もまっすぐに私を見ていた。
男の目を見て貫かれていると不思議と痛みは遠のいていった。
男は私の様子を見ながらゆっくりと動き始めた。
「あ、ぁ、 入っているの わかる」
「るり子を犯しているんだよ」
言葉に呼応して、私の中が男を強く締め付けるのがわかった。
「あぁ、るり子」
男は呟いて、さらに奥へとペニスを突き刺した。
*************************
不思議な満足感に包まれていた。
何か、自分が新しくなったような感じもした。喪失感は少しも無い。
男は終わった後も私の顔を見ていた。何か言いたいのに言えない、言ってはいけないと逡巡しているような苦しそうな顔だった。
それでも思わず漏らした男の言葉を聞いて、私は自分の満足感が完璧になったことを感じた。
優しい気持ちが湧き上がり、私は男の瞳を覗き込みながら微笑んだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ふぅ
もう少し続きます。今夜もありがとう。
ではおやすみなさい
このウラログへのコメント
先が気になります!興奮しちゃいましたが、今は夜中なので良かったです!
髪は長くないのね~
お疲れ様でした(^-^) ゆっくりおやすみ~♪
> theworldさん
るり子と男の物語なのでカナエちゃんは今回だけの登場です。
カナエちゃんは自分を確立してる強い子なのでこれからも好き勝手に生きて行くはず。でも患者さんには優しいよ(^-^)
> makotoさん
そうですね。
どんなに興奮しても大丈夫!笑
面白く読んでいただける人がいると書く励みになります。
> 与那国島さん
るり子と私は別人ですよ。
私の体験談でもないですから!
「犯す」という行為とは、ちょっと違うような・・・
女性がそのような趣向があり、わざとそういう表現を使っているのなら、それがわかるようにしておいた方が納得感が出てきます。
> マグナムさん
![](https://static.digicafe.jp/emoji/s/335.gif)
参考にします。
ありがとうございます
> おかけさん
ありがとうございます。
やる気が出ます^^
そうなんだね、私処女としたことないから・・・・・
勃起させながら、処女の女性の感情を読み取っています
(でも、これ、ある一人の処女女性に過ぎないのだよね)
案外、純愛に進んできてるね
> のりすけさん
関係が長く続いて話題も広がってとなると、基本真面目な人であればどうしても気持ちは入ってくるでしょうね。
でもこれ純愛とは違うと思いますが。。。。
> のりすけさん
![](https://static.digicafe.jp/emoji/k/33E.gif)
ちなみに私の初めての時とも違いますよ。
ん?違わないところもあったりして
釧路市出身の直木賞作家桜木紫乃
ホテルローヤル並みの官能小説です
貧乏寺の住職の妻が檀家の男性と肌を重ねる
男性の写真からヌードの撮影を頼まれる女性社員
るり子さん悶え身を焼く火の鳥になり燃えましょう
> ヨシサマさん
桜木紫乃さんと比べていただけるとは大変光栄です。
ありがとうございます。
ホテルローヤル未読ですが読んでみます。
〃もう少しでコレに貫かれるのかと思うとクラクラした〃
そんな風に思いながら舐めて頂けたら*^^*
凄く興奮しちゃう表現が
随所にあって困っちゃいますよw
コメントを書く