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惜別の辞ー2

2007年05月05日 01:27

隣に座る人をどうやって決める?時には一生どころか、墓の中まで続く関係の時に。映画『卒業』のように結婚式の最中に奪いに来てくれる男がいい?それとも『北の国から』の純のように、奪うこともできずにじっと我慢している男といつかどこかで再会することに賭ける?俺はね、あまり自分で積極的に決めたことはない気がする。最初に決めたのは高校3年の同級生、いつも二人で一緒に帰る関係になっていて、それでも律儀に告白したよね好きだって。そしてものすごい飛躍だけど、その彼女は一生俺の隣にいる人に決定してしまった。短絡的で子供で、でも純粋だよな何も打算がなくて。何もできないことはないと思っていた時代かもしれない。でもこんな一方的な思いは現実をつきぬけられない、結局年上の男に取られてしまった。その後は相手次第というスタンスが長かった。大学1年のとき、電話の向こうで泣いていたのは5才年上のOLだった、まだ大1結婚なんて考えられないよの一言で涙がとまらなくなった、泣いていないで、そうだね、卒業するまで待ってるよ、といっていたら、俺は違う人生歩んでいただろう。旧帝大の1年生で、いつも横からプレッシャーモチベーション)を与えられ続けていたら、安定な大企業典型的サラリーマンの作る円満家庭だったかもしれない。ほぼ同じ時期にいた福島の歯科大の6年生(つまり医者になる寸前)、軽井沢の別荘地でバイトして知り合って、その別れの時、バスターミナルまで送りに行った、一緒に来て、といわれたら行っていたと思う。そういう人生の選択のし方もある。実際の最初の結婚もその手のきっかけ、デートして吉祥寺ジャズ喫茶にいた。なんとなく一緒に住もうかといってしまった。単なる話題、ところが彼女yesだった、さらには同棲資金を貯め始めていた。俺は何の用意もなくて半年後、もう貯まった?ときかれて、そこから駆け落ち、同棲に一直線、最後はいろいろなことが起こって、夫婦間だけの問題ではなく、離婚することになったが25年続いたし、4人の子供が授かった。今日は明日の俺から昨日の俺に対する惜別

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