- 名前
- けーでぃー
- 性別
- ♂
- 年齢
- 49歳
- 住所
- 奈良
- 自己紹介
- 古来、「ムチムチ」とは美しい女性を示す言葉でありました。 しかし今、現実のみならず漫...
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全力逃走! 風俗初体験の思い出 第二話
2018年03月17日 21:47
さてさて。
予定通り、謝恩会を終えて、歌舞伎町に戻ってきました。
もちろんお酒を飲んだので、ちょっと酔っぱらってます。
その状態で。
目的の、「のぞき部屋」を探しました。
雑誌での事前調査では、店そのものをズバリ探すことはできなかったので、
看板を見て歩いて探すしかありません。
やがて。
見つかりました。「のぞき部屋」の看板。
もちろん。
その看板の前で、さんざん、うろうろうろうろうろうろうろうろ、
歩き回りましたよ~。怖くて。なかなか入れなくて。
しかし!
男は度胸! なんでもやってみるものさ!
とばかりに突入しました!
一歩、建物に入ると。
そこにあったのは結構長めの下り階段。店舗は地下。
いきなり恐怖を煽ってきましたが、なにくそ負けないぞと、
リキ入れて階段を下り、突き当りのドアを開けて店内へ。
予想通り、暗い店内。
店のお兄さんに案内されて、個室へ入ります。
(この時点で料金を払ったか、まだ払ってなかったかはうろ覚えです)
ドキドキしながらドアを開け、鼻息荒く着席!
……あれっ?
おかしい。突き当りのマジックミラーがない(前回の画像参照)。
というか、席が奥に向かってない。横向き。
そして、私一人だけの為の席であるはずなのに、
ちょっと広い。どう考えても二人用。
どういうことだ? 一体、何がどうなってる?
と混乱困惑していると、いきなりドアが開いて!
侵入者が! ぎゃー!
心の中で悲鳴を上げ、激しく跳び上がりそうなのを堪えていると、
私の隣にストンと、女性が一人着席。暗くて顔はよく見えません。
そして彼女は、話し始めました。〇〇なら××円、△△なら□□円、と。
「いや、あの……僕、そういうのは……だってここ、のぞき部屋、って……」
蚊の鳴くような私の声は、彼女に届かず。
従業員として、商品価格の説明のみが、延々と。
その時、私の脳裏によぎったのは。
各種青年漫画で、あるいは雑誌記事で読んだ、「悲惨な事例」の数々。
後から後から高額を吹っ掛けられて、
断ったら酷い目に遭わされるという、あの……
『そ、総員、退避~っ!』(心の中)
もはや一刻の猶予も許されぬ、とばかりに。
私は立ち上がり、個室のドアを開けて出て、暗い店内を駆けました。
後ろから、さっき案内してくれたお兄さんの声が聞こえましたが、当然無視!
もしかしたら前方にも誰かいて、通せんぼするかもしれないけど、なんの!
こちとら、こ~見えても少林寺二段の腕前よ! 多人数に包囲される前なら、
前方の一人二人だけなら、怖いお兄さんだろうと突破できる! してみせる!
(この自信がなかったら、多分すくんで動けなかったと思います)
店内を抜け、異様に長く思える階段をダダダダと駆け上がり、外に出て、
振り返らずに走りました。
……小学校の裏山で見つけた穴ぼこに、みんなで秘密基地を作った。
……そしたら、それが未発見の古墳だったと判明し、新聞に載った。
……そんな体験をもつ、奈良の田舎育ちの、純朴な若者、けー君が。
歌舞伎町の、毒々しいネオンの海の中を、心臓も破れよという勢いで
走って逃げて逃走して、やがて力尽きてよろよろと停止して、
「はあっ、はあっ……こ、怖かったぁぁ……」
結局そのままホテルに戻り、
サウナ風呂などでまた田舎者らしく興奮してから、就寝しました。
しかし。
落ち着いて、よくよく考えてみれば…………
次回、反省会を経て再挑戦です。
このウラログへのコメント
え~。
続き、気になる~~~!
無事、脱出できて良かったですね~(^o^)v
店のシステムが分からなかったら怖いです
よ。。
懲りずに次、チャレンジされたんですね
続きが楽しみです♪
> eriさん
おぉ。書き手として、読者様から頂いて一番嬉しい一言です!
ピンチを脱した主人公、だがそれは敗走。闘志を再燃焼させ、復讐戦に挑む!
というと盛り上がってますが、挑むのは風俗。ふはは。
> はぎんちょさん
当時はお店のHPとかもないですから、システムは不明瞭なのが当たり前というか……
全ての風俗店が、「一見さん」には敷居高かったと言っても過言ではなくて。
それでも、チャレンジ!
えー!?さすが京都。ちょっと掘るだけで遺跡ザクザクは本当なのね
しかし、その覗き屋は一体なんだったんだ?
え?あたいは野良パンチラ専門よ
> とめをさん
「手でめくってはイカン! パンチラは風のいたずらでなくてはイカン!
わしはパンツが見たいのではない! 夢が見たいんじゃああぁぁ!」
とは、某漫画にあったセリフ。浪漫ですな男の浪漫。
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