- 名前
- けーでぃー
- 性別
- ♂
- 年齢
- 50歳
- 住所
- 奈良
- 自己紹介
- 古来、「ムチムチ」とは美しい女性を示す言葉でありました。 しかし今、現実のみならず漫...
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全力逃走! 風俗初体験の思い出 第一話
2018年02月17日 21:07
語りたいことが多く、細かく描写したいこともまた多く。
なので三部作となっております。腰を据えてお読み下さい。
さて。
何があろうと、誰にどれほど嫌われようとも、
この場で出会いし姫様方に、決して嘘はつくまいぞと。
そのように、誓いを立てし我が身にございますが。
嘘をつかないその代わり、黙秘はさせて頂きますゆえ。
詳しい話はできかねますが、現在、私はド貧乏です。
はっきり言って。
今、これを読んでおられる貴女、もしくは貴方の想像を
遥かに上回る、いや、下回るレベルです。
なので。
両親は既に亡くなり、一人暮らしのおっさんという、
実に自由であるはずの身分でありながら、
いわゆる風俗なお店には、なかなか行けなかったりします。
ちょっと前の。
もう少し、状況が良かった頃には、そこそこ行ってたんですけどね。
その頃の話は、昔のログをご覧あれ。いろいろ書いてます。
で。
そんな私の、風俗初体験話です。
二十年少し前のこと。
私の小説が、初めて世に出た年の年末に、
出版社の謝恩会にお呼ばれしまして。東京に行くことになりました。
その時。
若干ハタチのけー君は拳を、いえ、全身を震わせて決意したのです。
噂に名高い、あの伝説の、歌舞伎町とかいうところで、
ふ、ふ、ふ、ふ、風俗店、に! いいいい行ってみよう! と。
あの頃は。
まだまだ、インターネットなるものが普及しきっておりませんでした。
「わからないことがあったらネットで気軽に検索」なんて習慣は誰にもなく、
「その時その時の必要な作業が済むたびに、電話を切るように接続を切る」でした。
定額制ではありませんでしたからね。長くやってると、高くつくのです。
もちろん、ブログだのツイッターだのもありませんし、
便利ないろんな情報サイトもありません。
なので。
風俗情報サイトではなく本で、雑誌で、風俗店のことをいろいろ調べました。
なにしろ初体験。わからないことだらけです。
「う~ん……むむむむ……できればその……風俗のおねーさんと密室で、
二人っきりであれこれする、というのは……緊張するから避けたい……」
アホかっ?
と突っ込みたくなるお気持ちは解りますが、
当時の私はそんな奴でしたので。ウブでしたので。ご理解くだされぃ。
で、いろいろ調べて調べて。探して探して。
見つけたのが、「のぞき部屋」という業態です。
これはですね。
まず、トイレの個室ぐらいか、もっと狭いぐらいの部屋に入ります。
扉を閉めます。暗くなります。奥の壁はマジックミラーになっていて、
その向こうは明るくなっています。ひとつの部屋が見えます。
もうお解りでしょうか?
よーするに、その状態でストリップショーなのです。
劇場と違って個室なので、他の客の存在が気になりません。
また、踊り子さんが各部屋の前を巡回する時に、
壁の穴からお金を入れると、ちょっとサービス、とか。
「うん。これなら、こちらの顔も見られず会話もせずに済むから、大丈夫そう」
と思った私は、この「のぞき部屋」に行くことにしました。
謝恩会当日。
謝恩会自体はもちろん夜ですが、早めの時間に東京入り。
ホテルに荷物を置いてから行こうと思い、
歌舞伎町のカプセルホテルに行きました。
こ・れ・も・で・す・ね。
ハタチの、大学生の私には、憧れの初体験の一つだったんです。
なにしろ。
大学に入学して、サークルに入って、新歓コンパで終電を逃して、
映画館で一夜を明かした(当時、ネカフェはありません)(ちなみにポルノ映画でした)
……あれが私の、「家族とも親戚とも離れ、修学旅行でもない、初めての外泊」
だった、という。
そんな子でしたから。私は。
この時点から一年前の、小説の受賞式の時は、編集部の人がホテルをとってくれて、
何から何まで世話してくれましたけど。自分でカウンターで手続きして、
ホテルに入って宿泊する、というのはこれが人生初。
しかも!
荷物をロッカーに入れて(カプセルホテルですから)、
身軽になって外に出ると、そこは、そろそろ日が落ちつつある時刻の歌舞伎町!
漫画で、映画で、ドラマで見た、あの光景の本物!
それだけで。
既に緊張で興奮で感動で。そりゃあもう。
しかも、謝恩会に行ってお酒飲んで、再びここに帰ってきたら、
風俗初体験じゃ~! わはは~!
と、この時の私は、希望に燃えておったわけですよ。
それが、あんなことになろうとは……
第二話に続く。
このウラログへのコメント
え~~ けーでぃーさん、風俗そんなに
行くんですかぁ、、
そんな風に見えない( ・ε・)
でも覗き部屋ってあるんですねw
それやったら許すぇ笑
> はぎんちょさん
あはは。それはそれで光栄ですが、私とて作品発表しか考えてないわけでなく。
「ここでの本来の目的」もちゃんと考えてまして。僅かながら「最終的実績」も
挙げたことアリです実は。ふっ。
なかなかマニアックなところにいきなり行ったんですねw
俺の風俗初体験はお客さんに付き合って沖縄の相当ディープな場所でのデビューでした
もう飽きちゃって全然行かなくなったけど
> とめをさん
できる限りディープでないもの、を求めた結果なんですけどね。
沖縄は地理的に僻地で、南国情緒があり(もともと異国ですし)、
アメリカさんとの接点も大きいから、いろいろありそうですな。
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