- 名前
- ウルトラ7
- 性別
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- 年齢
- 63歳
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- 東京
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- いつまでも舐めて欲しい貴女ヘ こちら クンニ宅急便。 汲めども尽きぬ歓喜の泉 可愛...
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佳人薄命
2017年06月24日 05:24
「 愛して … (る) 」
最後に聞いたという
万感の想いの丈……
(ブログをご覧の)皆様にも笑顔を!
麻央さんが最後にブログに書いたのは、読者に対する気遣いだった。
大病なのに、なぜ優しいのか。
大病だから、優しくなれるのか。
優しい人に、病が寄って来るのか。
優しい人だから、寄って来た病に立ち向かい、痛いから、苦しいからこそ、人の痛みにも心をくだけるのだろうか。
先輩の漫画家がいて、彼は不治の病の難病を抱える。
元々、漫画の世界に私をひきずりこんだ張本人。昔からの知り合いでもあった。
穏やかな性格だが、言葉はガサツで、かなりキツ目に映るかも知れない。
だが、彼はどんな相手に対しても、必ず別れ際に、「 気をつけてな 」の一言を忘れない。
やや訛りの残るがらがら声だが、彼のまっすぐな優しさが滲む声。
どんな人にも、どんな時でも、必ず一言添える彼の裏表の無い姿は、いつも尊敬しながら見ていた。
私が似顔絵師に転身して、暫くは疎遠になっていたのだが、ある時、知り合いの記者から、彼に難病が発覚したことを聞かされる。
何万人に一人という奇病で、治す方法はまだないそうだ。
見合いとは云え結婚をし、新居も構え、子供ができた矢先の出来事。
ずっと自営の漫画家だった彼は、およそ健康診断とは縁がなかったが、父親になったのを機に受けてみたら、奇病が見つかったのだ。
本当に珍しい病気だそうで、話を聞いても、よくは理解できないが、何でも生まれつきのものらしい。
そして、悪くなることはあっても、良くなることはあり得ない。
何十年も健康でやって来て、なぜ、このタイミングでの発病なんだろう?
記者の頭にも、その理不尽さへの憤りは、少なからずあったそうだ。
ところが、いざ、彼にインタビューしてみると、拍子抜けするくらい“普通”だったとか。
自分の身に起きたことを受けて、日々の病への取り組み方を淡々と話す彼に、気負いとか力みはない。
だが、諦めてもいない。
ただ、彼の場合は余りにも珍しい症例で一般的ではなく、治らないこともあり、記事では扱わないで欲しいと云われたそうだ。
彼らしいな、と思った。
無下に取材を断るのではなくて、自分の口でキチンと説明をしてから、お断りをお願いする。
実に、彼らしいと思った。
なんで、こんなイイ男が、世間的には無名な漫画家なんだ! (`Δ´)
って、私が怒ってもしょーがない。
その時は、なんて言葉をかけようか、考えてしまい、結局は連絡を取らなかった。
今にして思えば、痛恨の極みなのだが……。
麻央さんの訃報と、海老蔵さんの会見と、そしたら先輩のこと、思い出した。
昨日のログの続きで書いていたが、アレッ? 【お題】って何だったっけ?
ま、いっか。
今更、ウラに寄せるのは変だしね。
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