- 名前
- ジョシュア
- 性別
- ♀
- 年齢
- 59歳
- 住所
- 大阪
- 自己紹介
- 気持ちヨイコトだいすき♪ 背が高くて若々しい人(175~, ~40)に惹かれます。 ...
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抱かれたい…2
2016年09月01日 21:29
蘭は隣に立ち、自分をじっと見ている男に目をやった。
「茶色の、コート?だよね?」
男はそう声をかけてきた。
大柄で、赤のマフラーを首に巻き、頭にはハンフリーボガード風の帽子をかぶっている。
そして、白パンツ、といういでたちの男は、いやでも目立つ風貌である。
「あ…セ…セイジ…さん?」
それが蘭とセイジの、ネット上ではない、リアルでは初めての出会いだった。
セイジの見た目は一言でいえばいかつい、と言っていいだろう。
そして帽子を取ったその頭はスキンヘッド、とくればなおさらだ。
しかし、自分からは決して出会うこともなかったであろう、そのような風貌の男に、
こうして会うことになったことに、蘭はあらためて偶然の不思議さを覚えたものだ。
そして、セイジの、見かけとは違う気さくな人柄に、意外性と魅力を感じもした。
その日、蘭とセイジはお茶を飲んだだけで別れたが、蘭の胸の内にはセイジという男に対し、何か特別な感情が芽生えることになったのだった。
そして…蘭の長くにわたるレス歴を破ったのもセイジであった…。
駅に着くと、待ち合わせ場所と違う場所で待っている、とセイジからメールが入った。
彼らしいな、くすっと蘭は思わず笑ってしまう。
無頓着にも思えるセイジの行動には慣れっこだ。
以前にも落ち合う場所を急に変更してきたことがある。
だが、セイジに会うと悪びれたそぶりもなく、天真爛漫な風のその人柄は、なんとなく憎めないものがあった。
仕事が営業というだけあって、気さくな性格のセイジに、蘭は自分にはない魅力を感じてもいた。
「今日は?お休み?…びっくりした。急に連絡もらったから」蘭は言った。
「休みなんだけど、仕事の関係で電車に乗ったら、電車が止まっちゃってさ」セイジが言う。
「今はもう動いてるけどね。でも今日は休みだから。夕方ちょっと用があるけどね」
それでも、と蘭は思う。久しぶりに思い出してくれただけでも嬉しい、と。
このウラログへのコメント
> ☆やまちゃんさん
つたない文章、お読みいただきありがとう。。。
またご指摘お待ちしてますね^^
文才あるね~
ハンフリーボガートって、渋いわ
どこの駅で待ち合わせる? 笑
> コスモカズさん
妄想と願望の入り交ぜ^ ^
こんな出会いもあっていいかな、
というノリで綴っております(^^;;
リアルは…(^^;;ですが…(*^_^*)
> hiroissherlockさん
おはようございます♪
では何時に待ち合わせしましょうか?(笑)
リアル、目指しますかぁ?(*^_^*)
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