勃たなくなった人・・・前編

保険の仕事も本式に始まって

毎日　朝からアポ取りの電話したり

そのアポ取りのために

前任者から引き継いだ顧客のリスト眺めたり

その中で何人か気になる名前が・・・


尾藤清二・・・

勤務先　△△倉庫　

この勤務先は知らないけど

その前の勤務先　○○物流

○○物流って　前いた会社だし

井口さんとか田中さん

つまりはお茶会を始めた会社で

あの早漏おやじの宮沢さんの部下で

ついでに・・・

この人としたことある・・・

やっぱ　宮沢さんの巻き添えで

会社を辞めたのかな・・・


あともう1人　気になる名前があるけど

この人は勤務先も変わってないし

無事に過ごしてるみたいで

ちょっと安心


いつか会いに行かなきゃならないかもだけど

変に再燃されても困るから

まだ　しばらく時間をおいてからにしよ・・・


とりあえず数人アポとって

尾藤さんは　一番最後にして

なんか嫌な予感っていうか

変なことになりそうな気がするんだよね・・・

お互い　服の下の姿を知ってるわけだし・・・


とりあえず1件、2件

1件目は　なんとなくいい手ごたえ

2件目は微妙・・・

って言うか・・・

なんか　変な目で舐めまわすように見られた・・・

そして最後は尾藤さん

さて　さあ　どうしたものか・・・

まあ　いきなり襲いかかられはしないと思うけど・・・


「○○生命のやがみですけど」

「ああ、いらっしゃい、えっ？」

「あは、ご無沙汰してます」

「保険屋はじめたのか？」

「ええ、まあ、一応」

げっそり痩せちゃって・・・

なんかギラギラしてて怖いよ・・・

「お仕事変わったんですね・・・」

「左遷だよ」

「左遷って・・・？」

「宮沢さんのとばっちりだよ」

「そうなんだ・・・」

「宮沢さんは・・・？」

「さあ、あの人はクビ切られたしな」

「そうらしいね・・・」

「その辺は　迫水から聞いてるんじゃないのか？」

「そんな詳しくは聞かないし・・・」

なんか空気が重いな・・・

「なあ」

「はい・・・えっ」

「しゃぶってくれよ」

この人、いきなりアレを出したよ・・・

「嫌です・・・」

「保険の切り替えしねえぞ」

「しなくていいです・・・」

「えっ？」

「そりゃ　気が向いたら誰とでもしちゃうし

正直、淫乱な女って自覚はしてますけど」

「おう」

「保険のために体は売りません・・・」

もう　この人はいいや・・・

「待ってくれ　」

「お邪魔しました・・・」

「たたねえんだよ」

ん・・・？

今　なんて言った・・・？

そういえば　ぶらーんとしてるな・・・

わたしの記憶にある尾藤さんのの記憶は

年齢の割には元気過ぎるって感じ・・・

「たたないって・・・？」

「たたないんだよ」

「それは大変ですけど　わたしには関係ないですし」

「保険切り替えるから　話だけでも聞いてくれないか」

「まあ　話だけなら・・・」

とりあえず切り替えの書類はしっかりハンコもらって

話を聞いてみることにする


宮沢さんとパートを食いまくった話のとこじゃ

勃たなくなったのに同情の余地なしって思ったけど・・・

この煩悩のかたまりみたいな人から

勃起を取ったら　何も残らないのかな・・・？

なんて　うすっぺらな・・・

試しにちょっと膝を立てて

パンチラサービスしてみる・・・

チラ見じゃなくガン見してきたよ・・・

しかも自分でいじってるし・・・

「だめだ・・・たたねえ・・・」

どうやら　本当らしい・・・

こういうとこで同情って　男の人のプライド的に

どうなのかななんて思ったけど

なんか　嫌いでもここまでグダグダになってると・・・

可哀相って思えてきちゃったかも・・・


今更だし、保険の切り替えは終わったし・・・

ここからはプライベートでいっか・・・


「尾藤さん・・・」

「うん」

「保険とは関係なしで・・・」

「うん」

「今回限りですから・・・」

「えっ？」


尾藤さんの前で　ゆっくりと服を脱ぐ


まずは　ブラウス

そしてスカート

つづいてストッキング

ブラを外して　最後の一枚を脱ぐ・・・

目はギラギラしてるけど・・・

アレは・・・しょぼーん・・・

重症だな・・・

あと　なんか　悔しい・・・

うん、つまらないことなんだけど・・・

女としてのプライドが・・・


手でいじっても・・・

お口でモグモグしても・・・

さあ　どうする・・・？

考えろわたし・・・

記憶の中から引用出来るのないか・・・？

っていうか　なんで・・・

わたし・・・

　　　　　　　　　　　・・・ここまでしてる？